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第49回 全日本模型ホビーショー2009 レポート 〔1〕 アオシマ編

2009年10月11日(日) 千葉市・幕張メッセ 9ホール  撮影:yamanobeさん



毎回春と秋のホビーショーレポートでご協力いただいているyamanobeさんが先日開催された第49回全日本模型ホビーショー2009に行かれましたので、ご本人様の協力のもと特集ページを組みました。




 艦船


● 1/350 アイアンクラッド 巡洋潜水艦乙型 伊19
● 1/350 アイアンクラッド 巡洋潜水艦乙型 伊27 特殊潜航艇搭載艦
新規設計・新規金型
潜望鏡・潜行陀は収納・展開状態が再現できるコンバーチブルキット
全長313mm・全幅27mm・全高50mm
伊19は潜水艦搭載型零式水上偵察機付き
伊27は特殊潜航艇「甲標的」付き

伊19/27潜水艦艤装品エッチングパーツ
 ・伊19/27潜水艇の甲板・船体構造物パーツ
 ・ボートダビット、潜行陀、前五部スクリューガードなど24パーツ

伊19号型潜水艦 共通手摺エッチングパーツ
 ・手すり、アンテナ線など

《展示パネルより》
伊19 伊27 潜水艦艤装品エッチングパーツ 共通手摺エッチングパーツ
伊19号は台湾のAFVCLUBからも1/350モデルが発売されましたので、アオシマにはぜひともがんばって欲しいところです。




● 1/350 アイアンクラッド 重巡洋艦 那智 1943
新規追加金型
那智専用パーツ(79パーツ)を追加して那智を再現。
極小タイプチェーン付き
同梱エッチングパーツ付き
主砲砲塔天蓋、上記捨管、後部マストなど那智の特徴を再現

那智 1943専用エッチングパーツ
 ・カタパルト、クレーン、艦載機運搬台など
 ・部品点数20パーツ

《展示パネルより》


手すりは妙高型共通手摺エッチングパーツを使用。
新規部品 新規部品の図説 那智 1943専用エッチングパーツ 妙高型共通手摺エッチングパーツ




● 1/350 アイアンクラッド 軽巡洋艦 鬼怒 1942
新規追加金型
鬼怒専用パーツ(6パーツ)を追加して鬼怒を再現
極小タイプチェーン付き
同梱エッチングパーツ付き
主砲防楯、艦橋など鬼怒の特徴を再現

鬼怒 1942専用エッチングパーツ
 ・カタパルト、クレーン、搭載機運搬台、短艇吊下柵など
 ・部品数26パーツ

《展示パネルより》


手すりは5500トン型軽巡共通エッチングパーツを使用。
ディスプレイ全体 新規部品の図説 鬼怒 1942専用エッチングパーツ 500トン型軽巡共通エッチングパーツ




● 1/700 ウォーターライン 日本海軍航空母艦 蒼龍 1941

新規設計・新規金型
航空母艦蒼龍の30数年ぶりのリニューアルキット
最新の考証と資料による新規設計。
高角砲台、零戦、99式艦爆、97式艦攻(魚雷・爆弾・増槽、99式艦爆の脚が別パーツ)は新規設計。
高角砲座・機銃座の支柱は別部品

蒼龍用エッチングパーツ
 ・可倒式アンテナ支柱、遮風柵、制止網など
 ・部品点数13パーツ

《展示パネルより》
甲板継目、カタパルトレーン再現 船体中央。凄く良くなってる・・・ 新規金型の艦載機真珠湾トリオ 専用エッチングパーツと短艇甲板
ついにあの蒼龍がリニューアル!しかも高角砲や艦載機まで新金型という朗報に多くのユーザーは拍手喝采だろうけど、旧キットを大改造した者としてはちょっと寂しい・・・




● その他の主な艦船模型
海自のはやぶさ型ミサイル艇とSD(スーパーディテールシリーズ)2点が発売。SDはフジミの新製品「長門」&「利根」の対抗製品と思われます。
1/700 海上自衛隊 ミサイル艇 はやぶさ/うみたか 2隻セット。P3Cオライオンのおまけ付き。 1/700 SD 戦艦長門 1944SP(金属主砲身ver.) 1/700 SD 重巡利根 1944






 自動車
● 1/24 ザ・ベストカーGTNo.06 メルセデスベンツ SL 63 AMG
● 1/24 ザ・ベストカーGTNo.07 メルセデスベンツ SL 63 AMG Option Wheel

完全新規金型
スプリングサスペンション
エンジン付きキット
No.7には「BRABUS Mono block E」ホイールが付属
ボディ成型色はNo.6がシルバー、No.7がホワイトです。

《展示パネルより》
再現されたエンジン ルーフ脱着式 白成型色のOPホイールバージョン No.6、No.7のホイールの違い
アオシマが外車をキット化するなんて珍しい。良い流れなので今後も継続して欲しいものです。




● その他の主な自動車模型
ESプレミアム200クラウンのアスリート(左)とロイヤルサルーン(右) 1/24 SパッケージバージョンRNo.46 ランサーエボリューションX ラリーアートver. プリペイントモデル F31レパードのゴールドメタリックツートン とダークブルーツートン 1/24 スカイラインターボGr.5 キャラミ9H耐久仕様 ’82
「もっとグラチャン」 130ローレル(左 とケンメリGT-R(右 「もっとグラチャン」 ジャパン4Dr(左と41チェイサー(右) 1/20 ザ・ベストカーヴィンテージNo.54 ステップバン 1/12ネイキッドバイクHonda ホークII CB400T (左)、スーパーホークIII (中央) 、カワサキ Z400FX E4 (右)【Amazon】






 痛車


● 魔法少女リリカルなのはStrikerS フェイト.T.ハラオウン RE雨宮RX-7 FD3S feat ART FACTORY GRAPHICS

実車とプラモの両方開発企画の第二弾で、アオシマ痛車プラモの進化も遂にここまで来たかという感じ。もう痛車というよりデモカーですね。
リリカルなのはの事はさっぱりわかりませんが、今までの痛車プラモの中で個人的には一番好みです。
斜め前から 斜め後ろから デカールのデザイン試作 痛Gふぇすたで公開された実車





● その他の主な痛車模型
大人気で予約瞬殺だった最新作のけいおん!エボX。ウチにも先日届きましたが、デカールがタップリ付いてるのが嬉しい♪ こちらも人気で早くも再販が決まったけいおん!痛トラック。無骨だけど痛車としてのまとまりはエボXよりこっちの方が良い気がします。
1/64 痛車ミニカーコレクション けいおん! BOX うみねこのなく頃にチェイサー。 アオシマ直営店JW JAPAN独占販売の痛車レジェンド「クリーミーマミビート」 痛車展示ブース全景。ほかにもたくさん展示がありました。






 トラック


● 1/32 トラック野郎No.01 一番星 故郷特急便

完全新金型
キャブからタイヤ、ボディにシャーシまで全て完全新金型
1/32スケールでは史上初の一番星完全再現
エンジンや下回り、荷箱内部も精密再現
部品点数は約700個!!!ヘビーフレイト級の内容です。
キャブ成型色一番星専用ラメ / シャーシ:赤 / ボディ:グレー

《展示パネルより》
パーツ一覧 荷箱とシャーシの試作品 キャビンの試作品 三面図
遂に真打の一番星が登場!「トラック野郎No.01」ということは、売れたら二作目以降もあるのかもしれません。




● 1/32 ヘビーフレイトNo.03 ’07 三菱ふそうスーパーグレート ハイウェイカーゴ

金型追加。人気のハイキャブ「ハイウェイカーゴ」登場
初回限定版は標準ルーフとハイルーフ選択式
荷箱内部は金型追加により新規キーストン投入。庫内もさらに精密再現。
金型を追加し、部品が増えても定価は尾根がン据え置きの8800円。お買い得!
キャブ成型色:白 / シャーシ:赤 / ボディ:白

《展示パネルより》
標準ルーフ仕様車 ハイルーフ仕様車 メッキパーツ 専用パーツ メッキキーストン




● 1/32 特殊荷役シリーズ

朝霞製作所 ターレット トラック 築地市場仕様
 ・ ターレット本体:2台 フィギュア:2体
 ・ 4輪トレーラー:2台
 ・ 二輪台車:1台 フィギュア:1体
 ・ ねこ車:1台 トロ箱:8個
 ・ まぐろ:2本 手鈎:2本

ニチユ プラッター15 (リーチリフト) &ハンドリフトセット
 ・ 金型追加。倉庫内のパンフレット運搬やピッキングに大活躍するハンドリフト投入。
 ・ 更に金型追加によりハンドリフト対応の新規プラパレットも投入。
 ・ 付属フィギュアじゃヘルメットの有無を選択できます。
 ・ 金型を追加し、部品が増えても定価は据え置きの2200円。お買い得!
 ・ 本体成型色:白 / ハンドリフト:赤

トヨタL&F ジェネオ20 (カウンターリフト) &ラッセルキット
 ・ 金型追加。市場内の搬送や清掃に活躍するラッセルキット投入。
 ・ 付属フィギュアはヘルメットの有無を選択できます。
 ・ 金型を追加し、部品が増えても定価は据え置きの2200円。お買い得!
 ・ 本体成型色:オレンジ / ラッセルキット:シルバー

《展示パネルより》
朝霞製作所 ターレット トラック 築地市場仕様 ニチユ プラッター15 (リーチリフト) &ハンドリフトセット トヨタL&F ジェネオ20 (カウンターリフト) &ラッセルキット 金型追加による新規パーツ
まぐろがやや太り過ぎのような気もするけど、このシリーズは面白いです。アオシマらしい感じ。






 キャラ物


● ムービーメカNo.05 1/48 エアーウルフ
● ムービーメカNo.SP5 1/48 限定エアーウルフ(エッチングパーツ付)

完全新金型
全長315・全幅79・全高80mm(ローター、脚含む)
成型色:ブラック&ホワイト&クリアー
メインローター&テールローター回転
チェーンガン&キャノン砲付ウイングパネルは選択式
ランディングギア(差替式)、パイロットフィギュア付
限定版はエッチングパーツ付

《展示パネルより》


● ムービーメカNo.07 1/12 トップガン GPZ900R ニンジャ

全長202・全幅62・全高102mm
1986年に公開されたトップガンに登場する、主人公マーベリックの駆るKAWASAKI GPZ900R NINJA
Fタイヤ・Fホイール・Fディスク左右・Fフォーク左右・Rホイール・スイングアーム右側・ミラー面左右・反射左右を新規金型にて追加

《展示パネルより》
エアーウルフ、パーツ一覧 限定版のエッチングパーツ ニンジャ近影 ニンジャ新規パーツ




● ムービーメカ No.03 1/24 ナイトライダー ナイト2000 K.I.T.T. シーズンIV

成型色:ブラック&ベージュ&クリアー
後期型となるシーズンIV仕様(パネル無しフロントバンパー、TVモニター1個)
取り外し式Tバールーフ
リトラクタブルライト開閉ギミック付き
部品点数85点


フロントスキャナーセット(レッド
 ・ プラモデル用オプションパーツ
 ・ 8個のチップ型LEDを使用したスキャナーユニット
 ・ 実車さながらのリアルな“残像”を再現。
 ・ LR44ボタン電池2個付属

《展示パネルより》


ナイト2000SPMモードとブルーサンダーも同ブースに展示。
1/24 ナイト2000 K.I.T.T. SPMモード 1/24 ナイト2000 K.I.T.T. シーズンIV LEDユニット フロントスキャナーセット(レッド) 一緒に展示されていた1/48 ブルーサンダー
ムービーメカシリーズは、ニンジャのように架空のメカに限定しないのなら選択肢は随分と増えますね。今後が楽しみです。




● mobip(モビップ)

mobip(モビップ)はアオシマが新規参入したアクションフィギュアシリーズのブランド名。
マックスファクトリーのfigma(フィグマ)や海洋堂のリボルテックと同じコンセプトの商品かと。

第一弾としてリトルバスターズが発売中で、以後はけいおん!とストライクウィッチーズの商品化が予定。
アオシマは痛車でどうやら「萌え」の美味さを憶えたらしい。
ストライクウィッチーズ・宮藤芳佳。造形はシリーズ中一番良い感じ。 けいおん!は唯と紬に続いて澪と律の予約も開始。 リトルバスターズの2体。替えのパンツとか生々しい・・ ゆっくりさわっていってね!(笑)




● その他の主なキャラ物
1/48 フルメタル・パニックTSR M9 ガーンズバック メリッサ・マオVer. 新世紀合金から1/500万能潜水艦ノーチラス号の潜水ver.と海上ver ドルバックシリーズは1/24 ハイパードルバック パワードアーマー ルーク&バッファイヤー(中央)が新発売。 なんとぬいぐるみにも新規参入。キャラもふシリーズ ストライクウィッチーズ&狼と香辛料。



撮影者yamanobeさんのコメント

アオシマの正面ディスプレイは「トラック野郎」です!
1/32の一番星ですがまだ開発中なのに大看板たてるとは気合い入ってますね、しかし立体になっているシャーシーやキャブは各部分ばらばらに展示、完成品はおろか模型として一体になっているトラックも展示されていません、これは看板が先に完成してしまって模型が間に合わなかったのでしょうか??

デコトラはあまり興味がなかったので左端の展示から写真撮り始めました、通路に面した正面展示は左からフルメタルパニックTSR、トップガンのGPZ900Rニンジャ、エアウルフ、ナイトライダー、そして大看板の一番星、その右側に艦船です。エアウルフの裏側はふしぎの海のナディア、トップガンの裏はハイパードルバックなどとなっています。

中段はmobipなどのフィギュア関連で、中段裏中央付近に痛車がラインナップ。「トラック野郎」看板の横は手前から三菱ふそう、特殊荷役、ネイキッドバイクシリーズ3台、ホンダステップバン。反対側手前からメルセデスベンツSL63AMG、クラウン、ランエボ、塗装済みモデル、ザ・スカイライン、奥の列はICM製品(標本など)やダイキャスト、模型売り場となっていました。

正面看板「トラック野郎」の右翼に1/700航空母艦蒼龍、ミサイル艇うみたか、1/350アイアンクラッドシリーズの潜水艦乙型が展示、その裏側が鬼怒、那智用ディテールアップパーツの展示、SD長門と利根です。

気に入ったのはトップガンのGPZ900Rニンジャ、ナディアのノーチラス、パワードアーマーボーグ&バックファイヤーなど良くできていました。あとホンダステップバンも懐かしく、しかもイメージばっちりです、艦船は新製品が潜水艦と700の蒼龍なので申し訳ありませんが新味感じませんでした(好みの問題です)。

アオシマの展示優先序列は1番がトラック、次はムービーメカ、艦船、ベストカーシリーズ、痛車とキャラクターといった順序でしょうか。

アオシマの展示は様々なキャラクターと思いがけない新製品で本当に楽しませてくれる会社です、今後も元気いっぱいで新製品を開発して欲しいです。


他社ブースも順次公開予定です。
(2009/10/14)




 関連外部リンク




アオシマ

ハセガワ

フジミ

タミヤ

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