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メルセデスベンツ SLS AMGについて |
SLS AMGはメルセデスベンツのチューニング部門であるAMGが開発した高級スーパースポーツカーで、同社のフラグシップモデルであるSRLマクラーレンの後継車。2009年にドイツで発売され、翌年には日本でも発売を開始されました。
ガルウイングドアを採用して、かの名車300SLを髣髴させるデザインをしており、6.2LV8エンジンをフロントミッドシップに搭載してるため、フロントオーバーハングが短いにもかかわらずかなりのロングノーズのスタイルになっています。
F1グランプリのセーフティカーとしての認知度が高く、その姿をテレビのF1中継で見たことある人も多いはず。さらにはレース用モデルのSLS
AMG GT3が、国内で人気のあるレースカテゴリ「SUPER GT」のGT300クラスに、チーム「GREEN
TEC & LEON with SHIFT」の車輌として今年2012年から参戦しているため、今後ますます目にする機会が増えると思われます。なお、このチーム車輌にはタミヤのロゴマークが貼られてあるので、どうやらスポンサーとして出資してるみたいですね。 |
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「だぶるじぇい」について |
《だぶるじぇい・あらすじ》
私は宇佐美はじめ15歳。
念願だったナガシマ高校に入学した。
この高校は部活が必須で、とりあえず友達の有馬小夜と帰宅部を探してたら、いろいろな部の中一際目を引く名前の部があった。
「伝統芸継承部…?何コレ?」
何だかイミがわからなかったけど…私たちは吸い込まれるように入っていった……
そして…
ますますイミがわからなくなった。
-だぶるじぇい第1話 「新連載おめ伝統」 冒頭より抜粋-
※続きが気になる人は公式サイトの第1話無料試し読みのページへ
「だぶるじぇい」は週刊少年マガジンに2009年34号から2011年48号まで連載されたショートギャグ漫画です。同作はフラッシュアニメ化もされ日本テレビ系列で2011年6月から同年9月まで「ユルアニ?」枠内で放送されました。
「魁!! クロマティ高校」の作者であり、池上遼一そっくりのハードな劇画タッチで脱力系ギャグ漫画家の野中英次先生が原作を担当、萌え漫画家の亜桜まる先生が作画を担当する異色コラボ企画でして、コミックス1巻の帯には「野中英次で萌えることは可能なのか?」というキャッチコピーが載せられていました。
いい年なので少年マンガからは離れて久しいのですが、ひょんな事からこの作品を知る事となり、じわじわくる独特のギャグセンスとミスマッチなカワイイ絵にツボりました。それ以降は出戻りというわけじゃないですが10数年ぶりに少年マガジンを手に取るようになり、すっかり魅了されてしまいました。
だぶるじぇいは現在コミックスが全6巻、DVDが全1巻で発売されています。
 
・ KC(講談社コミックス) だぶるじぇい 全6巻 【Amazon】
・ だぶるじぇい [DVD] 【Amazon】
《関連外部リンク》
・ だぶるじぇい 第一話 無料試し読みのページ 【講談社コミックプラス 週刊少年マガジン】
・ だぶるじぇい1巻(野中英次×亜桜まる) 「究極のショート・おバカ作品www」【アキバBlog
2010/01/16】
・ だぶるじぇい 【Wikipedia】 |
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キットレビュー |
SLS AMGのキットはドイツレベルが先行して発売し、そちらはエンジン再現、ガルウイングドア開閉などギミックの多い製品でして、後発のフジミはそれらを省略し1500円近く価格を下げた廉価版という形でドイツレベルとの差別化を図っています。その一方でエッチングパーツを標準装備してプラパーツとどちらでも選択できるようになっていたりと、安くても初心者だけでなく上級者までターゲットに入れた品質にこだわった製品となっています。
また従来の同社製品はエッチングに置き換える場合、元の部品に加工が必要な場合が多いのですが、このキットは大体の部品がエッチッングにそのまま置き換えられる設計になっており、製作者の負担を減らす工夫がされています。さらにパーツの合いはパチピタレベルで精度が高く、ストレスなくサクサク組み上がります。
短所はコストダウンのためにパーツの一体化が過度になっており、キャビンがバスタブ型一体成型なので抜きの関係上ドア内張りのディテールがほとんど省略、もしくは正しくありません。シャーシー底はそれに対してハイディテールですが、マフラーやトランスミッション、エンジン下部が一体成型されているので塗り分けには相当な労力を要します。
これらは最近のフジミ製カーモデル全般に言える短所でして、SLS AMGも残念ながら例に漏れずでした。


・ 1/24 リアルスポーツカーシリーズ No.86 ベンツSLS AMG 【Amazon】
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フジミ1/24 メルセデスベンツSLS AMG “だぶるじぇい”痛車 制作記 |
市販の痛車模型でなくオリジナルに挑戦してみたいと前々から思っての製作です。
素材に「だぶるじぇい」を選んだ理由は、ここ最近で私の最もお気に入りの作品であったのと、アニメ化までされた昇り調子の作品だったにもかかわらず、キャラグッズも出ないままに去年10月末に突然連載終了してしまった事への無念がありまして、それらな自分で痛車というグッズ作っちゃえという考えに至りました。
車種にSLS AMGを選んだのは、コミックス6巻連載分の「ムダ絵」と呼ばれる扉絵に、趣味的なクルマがいくつも描かれていたのでその線で行こうと決めまして、SLS AMGはボンネットが広いので痛車向きと判断したからでした。
当初は痛車のみの制作予定でしたが、もう1つ何かしら華を添えたいと途中から思いまして、それなら登場キャラのフィギュア化、それも人気シリーズのねんどろいどになったら面白いなと思い、痛車サイズに合ったねんどろいどぷちで主役の宇佐美はじめを作ることに決めました。
フィギュア造形は初めてでして、とんでもなく難しくて結果痛車以上に時間がかかってしまいました。フィギュア原型師様の実力と産みの苦しみを身を持って知った次第です。おみそれいたしました。
そしてこの「だぶるじぇい痛車」と「ねんぷち宇佐美はじめ」の完成を持ちまして、野中英次先生と亜桜まる先生への私からの感謝の意に代えさせていただきます。楽しい作品を生み出していただいてありがとうございました。 |
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だぶるじぇい痛車を亜桜まる先生にもらっていただきました!(2012/09/17) |
報告が遅れましたが後日談。
このだぶるじぇい痛車、作画担当の亜桜まる先生に贈呈させていただきました。自分の作った模型が当の作家様にもらわれていくとはなんと名誉な事か!
せっかくなのでねんぷちのなんちゃってパッケージも作りました。(^^)

※クリックで拡大
痛車のほうも、WAVE ディスプレイケースMのパッケージにラベルを貼って、ガレ-ジキットの化粧箱ぽく。

※クリックで拡大
後日、亜桜まる先生のツイッターにて取り上げていただきました。
また「だぶるじぇい」は職人マンガなので、劇中においてたびたび新しい職人が現れて、つまようじ職人のつまようじさん(佐々マリア)が皆に紹介するシーンが毎度の如くあるのですが・・・

だぶるじぇい 5巻 第85話「Rock is 伝統」より |
私もつまようじさんに紹介していただきました。(笑)

亜桜まる先生とつまようじさんに模型職人と認定していただけて、こんなに嬉しいことはありません。
これで私もナガシマ高校伝統芸継承部の一員だ!先生ありがとうございました。m(_
_)m |
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参考資料&素材出典元 |
《参考資料サイト》
《デカール素材出典元》
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