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フジミ リアルスポーツカーシリーズ No.86
1/24 メルセデスベンツSLS AMG だぶるじぇい痛車 制作記

第3回: エクステリア仕上げとインテリア制作



ウインドウシールド

ウインドウパーツには前後サンシェード部分に自作デカールを貼り、デカール保護のためにクリアーコートします。そして研ぎ出し処理。


内側を塗装するとき、車内灯とサンバイザーのバニティミラー部分をマスキングしておき、表からミラーフィニッシュを貼ってリフレクターと鏡ぽくしました。





エッチングメッシュ取り付け

ボディ内側につや消しブラックを塗ります。
はみ出しても拭き取れるようにエナメル塗料を使いました。

あとパネルラインにグレーでスミ入れします。黒だとパールホワイトボディには濃すぎるので。
最近はスミ入れ専用塗料まで発売されていて、どこまで便利になるねんと思います。




ボンネットとフロントフェンダーのエアダクトにかかってる二本のルーバーは、実車ではクロームメッキ処理されているので、ミラーフィニッシュを貼りました。




裏からエッチングメッシュを取り付けます。
そのままでは中身ががらんどうなのが丸分かりなので、空気の導入板をプラ板で作り、つや消しブラックで塗ってメッシュにかぶせます。



フロントグリルの裏には、他キットからおゆまる複製し、つなぎ合わせて作った大型ラジエーターを、シャーシー側に乗せました。




オートリヤウイング
フロントウインドウ基部とオートリヤスポイラー内部をマスキング塗装し、オートリヤスポイラー内部はメカのディテールが浮き出るよう、シルバーで軽くドライブラシしてハイライトを入れました。




エッチング製エンブレム取り付け

ボディ各部にあるエンブレムは、デカールではなくエッチングを使いました。

これらは切り取ったゲート跡が目立ちますので、ヤスリで削り落とすと見映えが断然違ってきます。

私はタミヤエッチングヤスリを使ってますが、普通の金ヤスリやサンドペーパーよりはるかに削れやすくてとても便利です。ピンセットペンチで掴むと、咬み口にギザは入ってないのでエッチングを痛める心配もありません。



取り付けは瞬接だと白濁する事があるし、位置決めが一発勝負になるので、はエポキシ接着剤を使用。

取り付け位置のまわりをあらかじめマスキングテープで囲ってやると、はみ出た接着剤でボディを汚しません。
キレイに仕上げるには一手間惜しまないのが大事。




インテリア塗装

内装色はブラック/ポーセレンにします。つまりは白黒ですね。

黒部分はタイヤブラック、白部分は純白でなくクリームぽいので、ホワイトに少しフレッシュを入れて塗りました。

センターコンソールはカーボン地ですが、シルバー塗装もあるので簡単なそっちにしました。


エアブラシで各部をマスキング塗装し、細部を面相筆で塗装、デカールを貼ります。もうちょっと白いほうが良かったかも・・・
カーナビモニターにはだぶるじぇいのDVDアニメ映像のデカールを自作して貼りました。



シートは何故か分かりませんが、実車とはデザインが全然違うバケットシートになっています。

正しく作り直すとフルスクラッチになって大変なので、今回は痛車ということでスルーです。



キャビンはバスタブ型一体成型のためモールドがほとんどありませんし、アームレストの形やサイドシルの分割ラインも正しくありません。

なので細かく塗り分ける事でそれらを極力再現しました。


インテリア完成。





痛グッズ制作
室内を飾る痛グッズを作ります。

まずは抱き枕。エーワンの布プリはがきサイズノーカットアイロンプリント用に抱き枕等のイラストを印刷します。


マクラを切り出し、片側をアイロンで閉じて筒状にし、中に綿を詰めて両端を閉じて出来上がり。
この方法はモデルグラフィック2008年12月号に掲載された、みすまる☆ましい氏の作例アイデアです。




クッションも同様に作ってみましたが、こっちはモノが小さいので綴じ代が大きく感じ、ふっくらした感じがうまく出ません。(下)

なのでエポキシパテで造形したのを採用しました。
自作デカールを貼り、つや消しクリアーでコートして完成。(上)


次にティッシュボックスです。インクジェットプリンター用高品質用紙に展開図を印刷し、それを組み立てて切れ込みにキムワイプを挿しました。リヤトレイに設置。



同じ方法でラベル用紙に印刷し、だぶるじぇいのコミックス全6巻、同人誌2冊、DVD全1巻を作りました。表面にクリアテープを貼ってコートしています。セロハンテープは経年劣化で黄ばんだり糊が溶けたりするので、クリアテープのほうが好ましいです。

見えませんが裏表紙と背表紙も印刷してあり、中は付箋紙の束を使って無線綴じを再現していてページをめくれます。(さすがに中までは印刷してません)DVDはプラ板に貼って樹脂ケースの質感を再現しました。





痛車ベンツ完成
室内を痛グッズで飾り、あとはボディと合体させて完成・・・



・・・のところですが、ここからもう一手間かけて、あとひとつだけアクセサリーを作ります。




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