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フジミ模型 1/200 集める装備品シリーズ No.3
戦艦大和 九四式46センチ3連装主砲塔 増設機銃付き

制作期間:2019年11月〜2020年2月




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機銃付き主砲塔全景。第二・第三主砲塔がそれに当ります。 斜め後ろから。透明ケースになっている箇所は旋回部隔壁です。 内部の色は、密閉空間を明るく見せるために壁面・天井は白、床はグレーだったそうな。

 
側面。斜めに伸びてるレールは給薬筒と呼ばれる装薬を装填機に運ぶエレベーター。 正面、後方。艦内に収まる階層の上二階分が給弾室、下二階分が給薬室。 上面。左右の測距儀カバーの形は、中の測距儀の可動範囲からデザインされたもの。

 
機機銃座なしの第一主砲塔。交互打ち方の中砲最大仰角の状態。 主砲塔の天蓋は外す事が出来、砲室内部が再現されています。 砲室内は俯仰時の砲尾の逃げスペースも再現されており、射撃時の内部の様子が分かります。

 
砲尾と尾栓はガイアカラーのスターブライトブラスをメタリックマスターで希釈して塗装。 白色やグレイでも各部によって機能や材質の違いを表現するため、それぞれ色味やツヤ消し具合を変えてみました。 隔壁断面をカットモデル定番の赤塗装。手前の筒が日本光学(現ニコン)製15m測距儀。

 
砲耳は外筒をスターブライトジュラルミンで、内筒をとEx-シルバーで塗分けてみたけど、その効果はあまりわからず・・・ 天井と壁の白色はインシグニアホワイトで塗装して彩度を抑えめに。床も色数を増やすため軍艦色でなくライトゴーストグレイで塗装。 砲身は内筒をスターブライトブラスで塗装。テーパー部分には軽くシャドウを入れて強調してみました。

 
砲身基部の結束金具はMr.ウェザリングカラーでスミ入れ。防水キャンバスのシワはエアーブラシで薄めにシャドウを入れました。 前楯砲眼孔の留め金や鋲などスミが乗りにくい部分は、0.2mmシャーペンで線を描いてスミ入れ。つや消しクリアコートで芯のテカリは消えます。 雨垂れなどの汚れは、Mr.ウェザリングライナーで描き込み、ウェザリングカラー用薄め液でぼかして表現。

 
合わせ目消しで消えた旋回盤側板の鋲は、Mr.リベットマーキングで再現。俯仰用水力円筒はシリンダーをシルバーで塗り分けたが、組み立て後は全く見えず。 砲弾は、周りとの質感の違いを出すため光沢ホワイトとし、表面の各種マーキングと弾帯はマスキング塗装で再現。コントラストを効かすため弾倉と砲弾の隙間を黒ベタ塗装。 給薬室は、床、支柱、給薬筒、気蓄器、レール各部ごとに塗分けてディテールを浮き上がらせました。

 
斜め後方から見た給弾室、給薬室。平たい形のエレベーターが給薬筒で、その手前の丸い形のが給弾筒。 3基並べるとさらに凄みが増します。トップヘビーですが、カップ型の透明展示用ケースに入れると意外と安定します。 旋回ローラーは、スターブライトアイアン、Ex-シルバー、スターブライトゴールド+Ex-シルバーの3色で金属感を出したけど、ちょっと派手すぎ(苦笑)


これらの画像は商品撮影セット フォトラ 【Amazon】を使用して撮影しました。
キットレビュー


1/200集める装備品シリーズはまず「戦艦大和 九四式46センチ3連装主砲塔」が2018年3月に発売され、そのバリエーション展開としてこの「主砲塔 増設機銃付き」が同年の8月に発売されました。
キットには実際の大和の搭載数と同じ3基の主砲塔が入っており、その内訳は第1主砲の増設機銃なしが1基、第2・第3主砲の増設機銃付きが2基となっています。

接着剤と塗装不要の多色成形スナップキットとなっており、ダボの堅さ具合は多少固い&緩い箇所があるものの概ね良好で、実際組み立ては簡単でした。1/200の大型模型、しかも砲塔内や甲板から下の構造物まで再現してるだけに迫力は十分です。

成型色はグレー、ホワイト、ゴールドの3色でして、甲板から上の外観はこれで十分ですが、内部は塗装不要を掲げるには色彩が物足りなく正直単調に見えます。砲弾を白成形にしたり砲尾をゴールドにすれば、部品数は増えますがこの3色でももう少し見映えがするようになったと思うのですが、そこはコストの問題なのかスナップ化を優先した結果なのか、せっかくのメカメカしいディテールが目立たず残念に思いました。



フジミ模型 1/200 装備品シリーズ No.3 戦艦大和 九四式46センチ3連装主砲塔(増設機銃付き) 【Amazon】
1/200 フジミ 戦艦大和 九四式46センチ3連装主砲塔 増設機銃付き 製作記

今回のはテストショットではなく製品版です。
レビューでも触れたとおり色的な物足りなさが気になったので、このキット本来の良さを100%引き出すため、改造はしない代わりに砲弾を始めとしてありとあらゆる箇所を徹底期に細かく塗り分けました。そのためマスキングに継ぐマスキングの連続でして、製作のほとんどがそれだったように思います。
製作期間も同シリーズ最長の4ヶ月を要し、製作記はその8まで続く事になりました。いや手強かった・・・その代わりに力作になったと自負してます。



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