プラモデルの展示、作り方解説、アイテム情報とか
 HOMEModel Gallery>This page
フジミ模型 1/200 集める装備品シリーズ No.2
戦艦大和 艦橋

制作期間:2018年11月〜12月

↑↓クリックすると大きな画像がご覧になれます。


 
斜め後ろから。寸法は、高さ176mm、幅92mm、奥行き87mm。イメージとしては大体ガンプラのMGシリーズくらいの大きさ。 正面から。定番である昭和20年最終時の姿を再現。武蔵の海底探査で判明した最新の考証を取り入れてるため、細部がこれまでの大和模型と違っているのが特徴。 側面から。呉海軍工廠色で成型されているので無塗装でもOK.今回はタミヤカラー・ラッカー塗料の呉海軍工廠グレイで塗装し、クレオス製ウェザリング材でウェザリングを施しました。

 
後面から。部品点数190点で接着剤不要のスナップフィットキット。ボーナスパーツは13点で、こちらは要接着。全部使いました。 1/200スケールをこの角度から見ると、大和の艦橋がいかに高層建造物だったか実感できます!尻がすごむレベルの高さ! 士官以外はエレベーター使用不許可だったので、背後のラッタルで艦橋を上り下りした下士官の方達はさぞや怖かったことでしょう(笑)。

 
1番2番探照灯管制器が機銃射撃装置に変えられた基台は、その拡大された面積分を継ぎ足した膨らみを再現 信号所甲板裏面は、信号所フラット平面図を基にして立体化。構造的にボーナスパーツの双眼望遠鏡のピンが丸見えなのが残念。 艦橋前面の遮風板とその梁の薄さ、エッジの鋭さ等、各所ディテールの一つ一つが強力な説得力を放つのは大スケールならでは!

 
艦橋窓はクリアパーツで、窓枠を表と裏で違う色に塗装。航海灯はメッキシルバーNEXTで塗装。 信号用ヤードの角度は、両舷と中央の上反角の差を再現。5枚の側面窓と改定された上部見張り所形状も再現。 防空指揮所後方の小型双眼鏡再現。後部窓形状は角の面取りや、最中央部とその外側個所での面取り具合の差を再現。

 
武蔵海底探査で形状が明らかになった伝令所と、防空指揮所の前縁の覆いを再現。 22号電探は、長門の艦橋両舷にも設置された片側の覆いが延長されたタイプ。 第一艦橋の内部構造再現。エレベーターのある内筒部分は色指定がなかったので黒塗装。

 
13ミリ連装機銃設置のブルーワークは、射界確保のためリップ部を撤去した姿を再現。 第二艦橋は第一艦橋のように内部再現はなし。無垢の面をグロスブラック塗装した上から窓のクリアパーツを装着。 二式哨信儀全受器と発哨器がリアルに再現。踏台が信号灯甲板の後部ブルワーク両端から斜めに伸びているのは初めて見ました!

 
増設された信号所甲板にかかる長いラッタルは、左舷にシフトした姿を再現。信号灯の反射鏡は、丸くくり抜いたメタルステッカーで表現。 缶室吸気口を覆うように付け替えられたハシゴ再現。副砲予備射撃指揮所の開いた覆いは、露出してる裏面を内装色の白で塗装。 司令塔天蓋部のハッチ再現。艦橋基部全面の缶室吸気口の、一枠のみ点検用ヒンジ付メッシュなのを再現。

 
三連装機銃は旋回、俯仰が可動。司令塔の覗き窓は、装甲厚と視界確保の関係から階段形状になってる断面構造を再現。 94式高射装置の台座は、裾部に大和のみ見られる吸気口らしき構造物を追加再現。機銃座末端の突起も再現。 艦NEXT 1/700 戦艦大和との大きさ比較。こんなに違います。

キャプションの一部は、フジミ模型様の商品説明文より抜粋しています。

これらの画像は商品撮影セット フォトラ 【Amazon】を使用して撮影しました。

キットレビュー

1/200集める装備品シリーズの第1弾「大和主砲塔」の第二弾として発売されたのがこの「大和艦橋」です。組み立てみて感じたのは、その大きさによる迫力と解像度が上がった事によるディテールの細かさ、薄い部分はより薄く、エッジの効く部分はより利いているというモールドの鋭さ、さらには合わせ目が皆無に近いという設計の巧みさでした。

そして武蔵の海底探査で判明した最新の考証を反映してるため、発売が比較的新しい同社製品である艦NEXT1/700大和とディテールが結構違っており、新たな発見があります。

残念に感じた所は、1/200という大スケールにもかかわらず、手すりやラッタル、ジャッキステーといった繊細な部位が別パーツ化されておらず、省略もしくは本体側に彫刻という従来の1/700〜1/350と何ら変わらない表現になっている事です。フジミの今の成形技術なら出来ない筈はないので、この辺はスナップキットという製品コンセプト上の制限によるものだと思います。なのでここに物足りなさを感じる人は、エッチングパーツ付が後から発売されるのを期待して様子見の方が良いかもしれません。

とにかく今まで味わった事のない迫力にひたすら圧倒されたすばらしいキットでした。艦船モデラーなら一度はこの感覚を味わっていただきたいです。

レビューの詳細はブログに載せていますので、そちらのほうもぜひ併せてご覧ください。

フジミ模型 1/200 集める装備品シリーズ No.2 戦艦大和 艦橋 【Amazon】
1/200 フジミ 戦艦大和 艦橋 製作記

フジミさんから発売前にテストショットを提供してもらい、それを組み立てました。キットの素性をわかりやすくるためディテールアップなしの素組です。その代わり塗装は手間をかけて、この大きさの大和の各面が間延びしないよう、黒立ち上げ塗装、ウェザリングなどで情報量を詰め込みました。

艦船模型というよりお城や高層建築物の模型を作ってる感覚近かったですね。



 《関連ページ》


 ▲ このページの上へ
 HOMEModel Gallery>This page

メール 画像・文章の転載・二次使用について 掲載広告と免責事項
Copyright(C) Omami All right reserved