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フジミ 1/24 痛フェラウマウマデカール、1/24 フェラーリF430スパイダー使用
1/24 痛車 ウマウマフェラーリ 制作記
第4回: ボディ各部のディテールアップ



メッシュのエッチング化



インテークやダクトのメッシュ部分はフロントとサイドのパーツはキレイに抜けてますが、エンジンルームとリヤは抜けてません。

そのためちぐはぐな印象を受けますので、汎用エッチングメッシュパーツを使って統一感を出すことにしました。



リヤの目が粗いメッシュは、フロントノーズと同じくファインモールドのAE-12メタルメッシュ・あみ目ひし形09(Joshin web)を使用。
特にリヤディフューザー真上の部分は下部にフレームが要りますので、エッチングの端部分を枠ごとカットしました。



最も細かいエンジンフードのメッシュには、ハセガワ・モデリングメッシュ PA-21 菱形 M(Joshin web)を使用。



サイドのインテークとフロントフェンダーのダクトにはハセガワ・モデリングメッシュ PA-41 菱形 L(モデラーズビレッヂ)を使用。


実車もメッシュの向きは横に広くなっていますが、もう少し正方形に近い菱形のようです。





ワイパー交換

このキットはDXバージョンなので付属のエッチングパーツに交換しました。

強度のあるステンレス製なのはありがたいですが、そのかわり左ワイパーの浮き上がり防止用スポイラーは折るのにとても苦労しました。エッチングベンダーでは全く歯が立たず、ピンセットペンチで少しずつ折り曲げましたから。




仮組みしてみたところ両ワイパーがボンネットに隠れすぎてしまうので、取り付け位置を1.5mmほど上にずらしました。また左ワイパーはブレード同士が干渉するくらいセンター寄りなので、さらに左にずらしてあります。





ヘッドライト



ヘッドライトはクロームメッキが施されていてキレイですが、アンダーゲート設計されていないので、カット痕が側面に残ってしまいます。しかも取付け方向が決められているので、カット痕を裏側に隠すことが出来ずにモロ見えします。




ちっこいパーツとはいえ目はいちばん目立つポイントなので、やっぱり他所よりキッチリ作らねば。
メッキを落としてカット痕を表面処理し、アルクラッドIIクロームで塗装しました。

リフレクターにあたる部分は、ポンチで打ち抜いたアルミテープを貼り付けました。




できあがり。
手間かかったけどそれに見合った効果はあったかと。

ヘッドライトカバーはそのままでも透明度が高いですが、研ぎ出してさらにクリアにしました。
この手のライトの組立て時の注意点は、中にホコリを入れないこと、カバーの内側を汚さないことですね。あとで掃除できませんから。





リヤガラス
ヘッドレスト後ろのロールバーの間にある小さなリヤガラスは、キットのパーツはフレームが付いたタイプになっています。
色んなF430スパイダーの画像を見ると確かにそのデザインの車輌もあるんですが、ウマウマフェラーリの物はフレームが下底部分のみで上底の角が直線的なタイプなので自作しました。




取り付けたところ。

ロールバーの中のガラスパーツもそうですが、差込みしろは取り付け後も見えますので、ここはボディ色に塗っておいた方が、仕上がりがよりキレイに見えます。





テールライト
実車画像を見るとF430のテールライトは内側と外側の色の差が結構クッキリしてますので、アルミテープをボディ側のリフレクターだけでなくテールライトの裏の内側の丸部分にも直接貼り付けてみました。



仕上がりはこんな具合。
クッキリ度はだいぶ上がったと思います。


《※追記》
私は気付かずに取り付けてしまいましたが、
テールライトのパーツはインストでは4つとも共通に書かれているけど、実際は内部の格子模様の向きとボディ上部に出っ張る半円の位置関係があって、各格子模様が水平垂直に揃う組み合わせがあるとの事です。

「ぷらすちっく もけい」のくろボン様、ご指摘ありがとうございました。





エンブレム・マーカー類

フロントノーズのエンブレムはデカールをそのまま貼るのではなく、0.3mmプラ板を薄く削ってそこに貼り付け、表面にクリアーを何層も盛ってエンブレムらしくしました。




リヤフェンダーのピニンファリーナ・エンブレムは、DXキット付属のエッチングに置き換えてます。

アウトラインを黒で塗り、ロゴだけ地金を浮き上がらせるのは、これだけ小さいとなかなか上手くいかず結構手間取りました。




フロントフェンダーのサイドマーカーは、ボディのモールドを削り落とし、クリアパーツの伸ばしランナーを加工して自作しました。



エンジンルームそばの"Ferrari"エンブレムもDXキットのエッチング使用。
ここは実車ではカッティングシートのカブる部分が切り取られています。それを再現するためエンブレムの位置を赤で塗りつぶしてから貼りました。





ナンバープレートカバー
「痛車トランス」と「EXIT TUNES」のロゴマークの入ったナンバープレートカバーは、ウマウマデカールの指示図ではナンバープレートと解釈されていますので、実車どおりに「ナンバープレートカバー」として再現しました。

フロントはナンバープレートのみがノーズに合わせて微妙にRが入っているようなのでそれを再現。またノーズにじか付けではなく、アタッチメントによる隙間がやや開いた風にしてあります。



一方リヤ側は、ナンバープレートとナンバープレートカバーの隙間がわりと開いていますので、それも再現してみました。





フロントウィンドウ内張り

第3回で作ったフロントウインドウのピラー内張りを塗装して取り付けました。

ここはフロントウインドウに接着しますので、クリアパーツが溶けて汚れないようにエポキシ接着剤を使用しています。



助手席側サンバイザーには注意書きのステッカーが貼られていますので、MDプリンターを使ってデカールを自作。「クリアコート→研ぎ出し」でデカールの段差を消して、最後につや消しクリアを吹いて仕上げています。

こういうコーション類をきちんと再現するのって、リアリティが増すので私好きなんです。




内張りにサンバーザーとスポットランプを追加しました。ルームミラーと比べてみるとスポットランプやや厚すぎましたね。

画像では見切れていますが、ピラー根元ドアミラー内側の三角コーナーにあるスーパーツイーターもこの段階で取り付けました。


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