フジミ・エンスージアストモデルシリーズ 1/24ランボルギーニカウンタックLP5000QV改造 |
カウンタックLP400Sの制作 |
|
第5回 ボディ塗装&組み立て
ボディ塗装
モデル車の塗装色は茶がかったメタ紫です。
当然ながらこんな珍しい色は模型用塗料にありませんから、写真とにらめっこしながら調合しました。さる筋から教えていただいた調合比率がとても役立ちましたね。
ボディカラーを塗装。
メタリックカラーは研ぎ出しを行うとムラになりやすいので、塗装中に付いたホコリを削り取ってキメを揃える程度にサッと軽くのみ。
このあとクリアーコートを行います。
今回の作例ではドアフレームのパネルラインをスジ彫りしました。
キットでは凸モールドになっているのですが、線が薄くて所々切れてるうえにバリが多いので、この際表面処理後に彫りなおしました。
このフレームめちゃめちゃ折れやすいので、リカバリー出来るスキルがない人にはこの作業お薦め出来ません。
ボディ内側を黒で塗りつぶします。
内装は白なので、ルーフのみホワイト。
ヘッドライトポッドとドアの組込み
ヘッドライトポッドとドアパーツをボディに組み込みました。
ヘッドライトの開閉具合の調整は現場合わせで行うのですが、同じ仕上がりにするのに不思議と毎回違った調整になっちゃいます。それこそ軸受けパーツなんか削った盛ったするうちに左右でも全然違う形になってるし。
ライトを開くとこういう感じ。
素組みのものよりは実車に似ているかなーと思います。それでもまだレンズが一回り小さいけど。
また今回はシグナルボックスのカバーレンズも、最初の段階からチリ合わせをガチガチにやっていたので気持ち良いくらいピッタリです。
ちなみに素組みのままではカバーレンズが気持ちくぼんだ雰囲気になります。
エアインテークの修正
ボディ上部のエアインテークは、よく見ると潜望鏡のように正面にわずかに出っ張った形なのですが、キットはそういう形になっていません。なんと塗装が終わってから気付いてしまった・・・。
そこでやや強引ではありますが、潜望鏡型になるように側面の下部を少し切り取り、省略されてる枠の下面をプラ板で作りました。
塗装してボディに取り付けました。
フレームの部分だけ微妙に出っ張ってるのわかるでしょうか?まあ実車も微妙に出っ張ってるんです。(笑)
サイドのNACAダクトは内側からハメ込む別パーツで、見えにくいとはいえ合わせ目が出来ますから今回はそれも消してます。この辺も塗装前の作業です。
あとフェンダーのパネルラインにスミ入れを行いました。何故かカウンタックはパネルラインがとても目立ちますので、やや濃く入れてあります。
エンジンルーム照明&オープン用ステーの制作
なんだかよくわからないと思いますが、これエンジンルームの照明です。
適度なワンポイントになるかなあとプラ棒と透明伸ばしランナーなんかを組み合わせて作りました。
ボデイの裏側から照明を接着します。
この位置なんでその長さが外側からわからないというわけ。
エンジンフードの固定用ステーのヒンジを、プラ板に穴を開けて、そこにビニールチューブを通して作りました。
これにL字に曲げたステンレス線を差し込みます。
エンジンフード裏側にヒンジを接着します。カウンタックのステーはフード側にあるんです。
わざわざプラ板で枠を作ったのは接着面積を増やして耐久性を確保するため。ビニールチューブはポリキャップの役目を果たします。
ステーの先端を固定するキャッチピンはやはりビニールチューブで、切れ目を入れて広げたもの。カチッと入ってステーを固定してくれます。
ボディ側のフレームに穴を開け、後ろからプラ板で塞いで、ステーを差し込む穴を作ります。
エンジンフードを開けた状態はこんな具合です。照明がちらっとだけ見えてます。
フロントバンパーの仕上げ
さて、フロントバンパー両サイドにあるエアインテークのルーバーなんですが・・・
構造を文字だけで説明するのは難しいのでイラストにしてみました。
各フィンはパイプで連結されており、このパイプの終端は上下のフィンから突き出ていません。
フィンの並びはバンパーのラインに合わせて前後に少しずつずれてますが、パイプは地面に垂直です。つまりフィンごとにパイプの通ってる位置が違うわけです。
一番下のフィンに板状の台座がついており、これでバンパーのエアインテーク内に固定されています。
作例ではパイプを真鍮線で再現。一番下のフィンにスリットを入れ、そこに台座を差し込んで固定しました。
完成したルーバーを塗装してエアインテーク内に取り付けました。
その内側のフォグランプのリッド内にはアルミテープを貼り付けてます。
ルーバー下のエアダクトには、裏側からエッチングのメッシュを貼りました。
|