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フジミ・エンスージアストモデルシリーズ 1/24ランボルギーニカウンタックLP5000QV改造 |
カウンタックLP400Sの制作 |
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第4回 エンジンルームの制作
エンジンルームの配線と配管
オイルパイプはキットでは一切省略されてますのでビニールコードで作りました。
エンジン側のオイルポンプとオイルエントランスにパイプを取り付け、さらに正面のコンプレッサーにケーブルを取り付けます。
後ハメ加工したドライブシャフトを取り付けます。
このパーツは本来エンジンを付けた後で組むのですが、今回の作例では既にホイールハブが組まれてあるのでこういう変則的な順番になっています。
さらにその上に塩ビ板から作ったシャフトブーツの遮熱板を付けます。
エンジンを取り付けました。
コンプレッサーからのケーブルはエンジンベイ左壁面に沿って配線します。
ラジエーターと冷却管を取り付けます。
LP400Sは前期型と後期型でこの配管レイアウトが大きく違うのですが、今回の作例のモデル車は前期型なのでそれに合わせた配管になっています。要はLP400のキットのものを少し調整しただけですね。
実は後期型で1から全部作ってしまい、完成してから気付いてやり直すハメになりました。
ご覧のようにジョイントホースと結束具は、熱収縮チューブをワイヤーで縛って再現しました。サブタンクのホースはウォーターポンプから二股に分かれている下段の冷却管に接続されます。
さらにディストリビューターキャップにイグニッションケーブルを配線します。
この2本のケーブルをイグニッションコイルに付けます。
コーションプレートの位置は組立説明図ではなぜか右タイヤハウス上に指示されているのですが、正しくはこの画像のように左タイヤハウス側面になります。
キットのデカールは大きすぎたのでハセガワのミウラのものを使用しました。デザイン違ってますが。(苦笑)
エンジンベイ右奥には冷却管のバルブがあるのですが、キットでは省略されてますので、簡単にではありますがこれを再現しました。
トランク側壁面に取り付けられてるオイルフィルターは位置が中央に寄りすぎなのでもっと右端に位置変更します。
オイルフィルターのソケット上段はオイルポンプからのパイプを接続し、下段に接続したパイプはエンジンルーム右奥に逃がします。
オイルサーモスタットと電気コードのコネクターを自作しました。
これらを組みつけてあるスタンドはハッキリした形状がわかりにくかったので多少想像入ってます。
このパーツをエンジンルーム右奥に取り付け、エンジンとオイルフィルターから来たパイプを接続します。
サーモスタットを通ったパイプは床穴から下に抜きます。そこからの先の配線はさすがに省略しました。
右ラジエーター後部とバルブを繋げるパイプをハンダを曲げて作り、取り付けました。
さらにラジエーター側面にサブタンクへ伸びるコードを取り付けます。
エンジン左奥にある燃料管コックにパイプを繋ぎ、下の燃料タンクへと逃がします。
実車はその間にフィルターが噛ませてあるのですが、スペースの都合で搭載不可能でした。(一応作ったのに・・・)
バキュームタンクにはブレーキホースを配線します。
キットでは省略されているサブタンクと左ラジエーターとの連結具を再現しました。
サブタンクからは左右ラジエーターに繋がっているコードがあるのでそれも再現してあります。
ブレーキホースの配線
カウンタックの後輪には二系統のブレーキにキャリパーが独立して装備されています。画像の向かって左がサイドブレーキ用、右がフットブレーキ用です。
それぞれのキャリパーからブレーキホースが出ていますのでプラグコードでこれを再現。サイドブレーキのホースはロアアームに這わし、フットブレーキのホースはパイプフレームの中に通して配線します。
サイドブレーキのタイロッドを真鍮線やビニールチューブなどで作りました。
これを塗装してシャーシー底に取り付け、滑車から延びてるワイヤー先端のソケットにブレーキホースを差し込みます。
サイドブレーキシステム全体はこんな感じです。反対側の終端はブレーキレバーの位置にくるように調整しました。
前輪のブレーキホースもこんな風に再現しました。
あとステアリングタイロッドもキットのものでは弱いので0.5mm真鍮線で作り変えています。
エンジンルーム完成
今回は充実した資料により、実車のカウンタックの冷却水やオイルの循環路を大体理解しましたので、それを模型にほぼフィードバックすることが出来ました。作りながらクルマの仕組みを知るというヤツです。でも疲れた・・・
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