ハセガワ 1/700ウォーターラインシリーズ・ディテールアップ 旧日本海軍航空母艦 加賀 制作記
第二回: パーツの新造・取り付け
空母に艤装されている舷側の構造物を新しく作っていきます。また流用出来るものについては形状を現在の考証で解明されているものに改造します。
■スポンソン類の新造
前章できれいさっぱり取り去ったスポンソン類を作ります。床部分は0.5mm、ブルワークは0.3mmプラ板を素材に使用していますが、形状が複雑なものに関しては、0.3mmプラ板では曲げると簡単に割れてしまうので、その際はブリスターパックの透明塩ビ板部分をとっておいて利用しています。 これは曲げに強くてさらに薄く、ブルワーク素材に最適です。廃品利用ですから元手もタダですしね。
■高角砲座・給弾所などの取り付け
こうして作った舷側構造物を船体に取り付けていきます。高角砲座下には肉抜き穴を開けた三角形の梁を設けます。 接着部分には船体との間に結構な隙間が出来るので、ここを溶きパテで埋めてやります。(画像で接合面に塗りたぐられている白い塗料のようなモノが溶きパテです。) さらに両舷の前方高角砲座支柱付近には、機械室かボイラー室の通風路らしきブリスターがあるのですが、キットでは省略されているのでエポキシパテで再現します。
気がつきにくいことですが、左舷高角砲座支柱は右舷のそれに比べて砲座位置が高くなっています。しかしキットでは再現されていませんのでスペーサーをかまして一段高くしてやります。 右上画像を例にすると、中央支柱の梁の根元の砲座下の白い部分がそれで、左支柱は見張り場所がスペーサーの代わりになっていて、右のは支柱ごと新造してあります。 また支柱の下部は一回り太くなっているのが本当なので、ここもエポキシパテで再現します。 また、左舷左舷前部高角砲座は他の砲座と形状が何故か全く違うのですが、当然キットでは省略されているのでエポキシパテとプラ板で形状を変更してやります。
右舷の最前列にある高角砲座は、格納庫と錨甲板との間にブリッジしている部分が再現されていません。ここは見栄えがする部分なのでエポキシパテで再現してやります。また、格納庫もエッジをより鋭くするためにエポキシパテを盛って尖らせてやりました。 今回高角座支柱部分はその形状がシャープでなかったり、上と下とで口径が狂ってたりしてたので修正しているのですが、その手間は結構なものでして、今から思えばプラ棒で一から作ったほうが早くて精度のいいもの作れました。 なんだかすごく遠回りした気分です。
なお、シールド付高角砲座は、作業手順の関係からこのパートではまだ取り付けません。 それとこの辺りから表面処理の様子見のため、仮組部品は一度外してサーフェイサーを薄く吹いてやりました。
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