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タミヤ・1/24スポーツカーシリーズ 三菱GTO改造 |
1/24 三菱GTO 92, グラストップ仕様の制作 |
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第五回 シートベルトの再現
クローズドボディのキットではほとんど省略されてしまう影の薄いシートベルト。
レーシングタイプのような4点式でないかぎり普通はBピラーに収納されてますから当然と言えば当然です。でも私は以前から1/24スケールでもシートベルトがあればなあと思うことが時々ありました。
そんな折、今回制作しているGTOはヘッドレストにもシートベルトアンカーが付いてるので構造がベルトインシート型に近くなっており、そのため前席にベルトが絡んでいて外からも見えやすくなっています。おまけにハッチバッククーペなのでリアガラス面積が広く後席のシートベルトも見えなくはない。
こんなおいしいアイテムを放っておく手はありません。そんなわけで今回はシートベルトを再現してみます。
後席用シートベルトの再現
シートベルトは例によってモデラーズ製を使用。
後席両端にある意味不明の出っ張り、実は後席シートベルトのリトラクターカバーだったんですねえ。
これにスリットを入れ、ご覧のようにシートベルトを取り付けました。
またサイドパネルの横にも前席シートベルトの収納スリットを入れます。
シート中央にあるくぼみにバックルを自作して後席は完成。
前席用シートベルトの再現
さて前席用は後席用ほど簡単にはいきません。
まず床側のアンカーを取り付けます。後の作業性を考えて可動軸を作り前後にスイング出来るようにしました。
また、前席用ベルトは裏表両側が見えるので裏側も着色しておきます。
ここが今回最大の問題点。
実車ではBピラーにシートベルトアンカーが付いてるのですが、キットには当然ながらBピラーの内装パーツなんかありません。
それどころかその箇所には全面一体成型の窓ガラスパーツが被さる構造になっています。
そして窓ガラスパーツ裏側にも同じ内装色を塗ることでなるべく違和感がないように誤魔化すことにします。
外側からはBピラー内側はほとんど見えないのでこの程度のウソはまあいいかなと・・・
そこでちょっと力技ですが、キャビンの延長パーツという位置付けでBピラーの内張りを作りました。
ベルトをヘッドレストのシートベルトアンカーに通し、ショルダーパットに絡ませて出来上がり。
芳香剤の再現
後部座席後ろの両端には芳香剤が置いてあります。ご本人からリクエストがありましたのでこれも作っちゃいます。
ちなみにこの実車画像は右側でして、左側には同じボトル形状でキャップ色が銀の芳香剤が置いてあります。
クリアパーツのランナーをあぶって柔らかくし、こんな風にワイヤーで縛って楕円の球形を作ります。
この作業、例えるならアメ細工の要領でしょうか。
これを削って形を整え、のばしランナーの輪切りによるキャップを接着し、塗装して完成。
インパネとを前席シートベルト用バックルを付けて内装はすべて完成!
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