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米原子力空母 CVN-68 ニミッツ |
1997年9月 神奈川県観音崎&横須賀米軍基地 写真撮影:Inochan |

1997年9月27日に横須賀米軍基地に入港した空母ニミッツです。
この日の横須賀は朝から小雨が降っており、一般公開は2日前に急に決まったにもかかわらず当日は見学者が2万人くらい集まりました。また原子力空母ということもあって、反対団体の活動も激しく行なわれたそうです。
※古いカラープリントからのスキャニング画像なので、画質が粗い事をご了承ください。
航行中のニミッツ
早朝の観音崎沖を航行する原子力空母ニミッツの姿を極秘スポットから200mmの望遠で捉えました。なかなか貴重なカットです。軍艦入港の情報は割りと入るのですが、平日が多いため撮影は難しいです。
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早朝の観音崎を航行するニミッツ。左上に写っているのは報道ヘリ。 |
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横須賀港へ入港中のニミッツ。靄だってるのは、当日小雨がぱらついてるため。 |
入港中のニミッツ
タグボートに押されて転回をするニミッツの連続画像。湾内は狭いので、小回りの効かない大型艦は接岸時にこうして方向を変えることが多いです。
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これから接岸するために、左舷前部と右舷後部をタグボートに押されて転回を始めます。 |
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正面から見ると、アングルドデッキを持った空母の幅がいかに広いかよくわかる画像です。 |
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旋回を終えてタグボートが巨大な船体から離れようとしてるところ。 |
12号バースから
入港中の撮影を終え、そのまま横須賀基地に向いましたが、この時既に基地前には公開を待つ一般客が行列を200m以上つくっていました。
なんでも、2日目の公開では甲板に上がるのに2時間以上待っても見られなかった方達もおられたそうです。
接岸場所は日本海軍横須賀工廠時代に「横須賀小海岸壁」と呼ばれていた12号バース。
一緒に写っている青いクレーンは昭和10年石川島造船所製350トン走行クレーン。戦艦長門や陸奥も使用し、ウオーターラインシリーズのクレーンセットにもなっています。現在は撤去され、さらに立派な2基のクレーンが装備されています。
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大型艦停泊用の12号バース。この当時は拡張工事前の全長277mでした。現在は410m。 |
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ニミッツの艦尾。旗竿以外に後方防御用のCIWSが一機設置されています。 |
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左舷艦載機用エレベーターから艦内に乗り込む観客達。ここまでで1時間半は軽く並んだそうです。 |
飛行甲板
艦載機用エレベーターで一気に200人くらいが飛行甲板に上がると、そこには戦闘機がズラリ!補給と親善のための寄港なので艦載機78機を満載したままでした。
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甲板での撮影です。航空機用のエレベーターで甲板に上げてもらうのですが、1回の荷揚げに200人位は乗るのかな・・・。とにかくデカイ!広い |
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VFA-146 ブルーダイヤモンズ隊のF/A-18ホーネット。戦闘機以外にもにも電子戦機やら哨戒機やら満載状態です! |
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重量22tのF/A-18を3秒で265km/hに加速して射出するスチームカタパルト。分りづらいですが、溝から水蒸気が漂っており、触ってみたら熱かったです。 |
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係留されているF-14Aトムキャット。甲板の上では戦闘機がワイヤーで固定されている様子がわかると思います。 |
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水溜りが写っていますが、これはワイヤーのフックを引掛ける為の穴で、甲板上に無数に開いています。 |
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今回の公開では戦闘機のまわりにロープで囲いが作っていなく、自由に機体に触ることが出来ました。 |
このころからグッズを買うようになりました。帽子やポロシャツが豊富にあり目移りしてしまいます。気持ちとしてはアメリカ製が欲しいのですが中にはマレーシア製やバングラデシュ製もありました。それが飛ぶように売れるのですから、結構な売上です。もしかしたら積載している弾薬より関連グッズの方が多いかもしれません。
●米空母CVN-68ニミッツ 諸元(2001年改装前)
排水量 |
91,487t |
全長/全幅 |
332.9m/40.8m/76.8m(飛行甲板) |
主機 |
原子炉2基/蒸気タービン4基4軸 |
速度 |
30kt強(260,000馬力) |
乗員 |
6286名 |
兵装 |
シースパローSAM8連装発射機 3基 20oCIWS 3基 |
搭載機 |
105機 |
母港 |
ノーフォーク |
同型艦 |
ドワイト・D・アイゼンハワー / カール・ヴィンソン / セオドア・ルーズベルト / エイブラハム・リンカーン / ジョージ・ワシントン / ジョン・C・ステニス / ハリー・S・トルーマン / ロナルド・レーガン / ジョージ・H・W・ブッシュ |
ニミッツ級は世界初の原子力空母エンタープライズの次世代型で、米海軍の現主力空母であり世界最大の軍艦です。CVN-68ニミッツはその1番艦で太平洋戦争の功労者ニミッツ提督の名前を襲名しており、2番艦以降も米国の大統領や軍人の名前が付けられています。
ニミッツ級6番艦CVN-73ジョージ・ワシントンは2008年9月25日よりCV-63キティホークの後継として横須賀への配備され、日本発の原子力空母の配備にざまざまな物議を呼んでいます。
ニミッツ級空母の関連商品
■書籍、DVD (Amazon)
■ピットロード 1/700 プラモデル
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