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フジミ 1/24 エンスージアストモデルシリーズ |
ランボルギーニ カウンタック LP500R & LP400 制作記 |
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アコードワゴンが完成して、長らくお待ちいただいた次の依頼者様からの要望で、またもやフジミのエンスーカウンタックLP400を作ります。
ただしLP400は過去に何度も作っているので、新たなコンテンツとして同シリーズのLP500Rを一緒に作ることにしました。なのでサイト上ではLP500Rをメインに製作公開していきます。
このクルマ、カウンタックの中では私LP400と並んで好きでして、中学生の頃は東京マルイのキット作ったり、タミヤのRCカーブラックカウンタック競技用SPを所持していたほどでした。
第1回: 車高、トレッドの調整
このキットは足回りとボディの位置関係がおかしいので、まずはその修正から始めます。
ハブ、サスアームの強化
このキットのプラは柔らかくて、あらゆる可動軸が強度不足です。
特に可動軸の多いハブパーツやサスアームには、シャフト内部に真鍮線を通したり、真鍮線そのものに交換したりして強度を上げます。
タイヤハウス加工
カウンタックは、ボディ底部の絞込みが強いデザインなので、シャーシーとのはめ込みがキツキツです。
特にリヤのホイール辺りがすごぶるキツく、破損してしまう事がしばしばあるので、シャーシー側のタイヤハウス後端をカットして入りやすくします。(マジックでマーキングしてる部分)
どうせここ完成後は見えないし。
足まわり組立
後輪足回り調整して組み立てました。
フジミカウンタックはそのままではトレッド広すぎ、車高高すぎなので、サスアームを一旦切り取って適正な長さと角度に修正し、中に真鍮線を通して再接着します。
オーバーフェンダーやワイドタイヤのないLP400は特に修正が大きくなります。LP500Rはそれよりはややマシで、共に適正な位置が違うので、何度も仮組みしてチェックします。
前輪足回りもトレッドを縮め、車高も調整します。
サスアームは弱くてポキポキ折れるので、一部プラ棒に交換してます。
あとサスアームのハブ受けが緩くてはずれやすいので、ハブを付けた後にC型の差込口を塞いでしまいます。
ボンネットルームは突き出しピン跡が目立つのでパテ埋め&表面処理。
ペリスコープの再現
LP400の特徴であるルーフ上のペリスコープがキットでは正しく再現されていません。
そこでルーフをモールドに沿って一旦切り取り、窓の覗き穴を開けて再接着しました。なのでキット純正の状態より窪んだ角度になっています。
ここは今まで何度も作ったフジミカウンタックに初めて行った改造箇所。
足まわり修正完了
ボディは全面サンドペーパーをかけて、ヒケとパーティングラインを落としておきます。
車高とトレッドを修正したLP400。
LP400はタイヤが意外とフェンダーの内側に深く納まっていて、特に後輪はタイヤ上端が軽くホイールアーチに隠れるくらいの位置関係になっています。
こっちは車高とトレッドを修正したLP500R。
LP500Rはインチアップタイヤを履いてるので、その分トレッドが広くなっています。
特に後輪はホイールアーチから軽く飛び出ており、オーバーフェンダーでどうにかはみ出ないような位置になっています。なのでLP400より気持ち車高が高くなってます。この辺はパッケージの実車写真からも読み取る事が出来ます。
エンジンフード
エンジンフードは一体成型されているルーバー部分をくり貫きました。あとで自作ルーバーを取り付けます。
このパーツはヒケが目立つので、パテも使ってしっかりと表面処理します。
またヒンジ部分の強度はかなり弱いので内部に真鍮線を通したり、シャフトを真鍮線に交換して強度アップさせました。
フェンダーとツライチになるようにドア外板を取り付けます。
画像ではシャーシーを外してますが、このキットはシャーシー(キャビンパーツ付き)にハメるとボディが左右に広がるので、必ずシャーシーと仮組みした状態でドア外板の位置合わせを行うようにします。
すると必ず外板と窓枠の間に大きな隙間が出来るので、ここをポリパテで埋めてキッチリ表面処理します。
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