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アオシマ 1/24 痛車シリーズ No.01
FD3S RX-7 「涼宮ハルヒの憂鬱」制作記
第5回 シャーシーの塗装&組立
シャーシーの色指定に関してアオシマの組立説明図はかなり大味でして、サスアームやマフラーなどにシルバーの指定がある程度で、あとはみんなつや消し黒で塗っとけみたいな感じになってます。

イマドキの模型にそれはないだろと思うので、今回はタミヤ1/24 FD RX-7の塗装指定図を基本として塗装しました。


シャーシーの塗装




クルマのシャーシーの色は大抵の場合ボディカラーに合わせてありますので青色を塗ります。

そしてマスキング。




マスキング塗装の終わったエンジンとトランスミッション、ラジエーター。

使用した塗料はガイアカラーのスターブライトシルバー、スターブライトジュラルミン、スターブライトゴールド、ガンメタル等で、メタリックマスターで希釈して塗装しました。メタリックマスターはうまく使うとホントいい感じに仕上がります。



シャーシーのプレスラインにスミ入れをして起伏にメリハリを付けました。





足回り

黒指定のところは黒をそのまま塗るとチャチに見えるので、代わりにジャーマングレーで塗装してます。

そしてこれも私のいつものやり方なのですが、銀をごくわずかにドライブラシしてパーツ全体に金属の硬質感を入れてやります。




こういう感じになりました。
実物がこういう塗装されているわけではありませんが、模型的表現としてプラスチックぽさを打ち消すための演出です。

これをベースとして上から色を乗せていきます。




リヤデフ左右のドライブシャフト根元のメタルプレート部は、キッチンテープの細切りを使いました。そのままではテープの弾力に負けてだんだんはがれてくるので、閉じ口を瞬接で止めてあります。



こうして出来たフロント&リヤサスパーツ。タイロッドなどの細かい部分までの色指定はさすがにタミヤでも行なっていませんので、実車の分解写真を参考に塗装しました。
実車サスアームはアルミ製なのでギラギラ感の少ないクレオスの普通のシルバーを使用。ダンパーは黄色、ブレーキキャリパーはボディ色に合わせてメタリックブルーにして見映えを狙ってみました。





マフラー
タイコ部分をスターブライトシルバー、パイプをスターブライトジュラルミンで塗装。こっちもメタリックマスターで希釈しました。

仕上げにクリアー系の青、茶、黄、スモークで焼け色を薄く入れてあります。あんまり入れるとクリアーによりせっかくの金属感が落ちるので、ごく軽めに抑えてあります。

なお、マフラーは裏側ががらんどうなので、エポキシパテで埋めました。私はこういうタネ明かし部分がスキマからひょいと見えてしまうと興ざめしてしまうタイプなのです。




デュアルマフラーカッターは左右が根元で一体成形されているので切り離し、切り口を表面処理した後に穴を深く開けて厚みも薄く削り、クロームメッキ感を出すためにアルクラッドIIクロームで塗装しました。

若い頃ならこういうパーツは迷いなしに社外品の大口径に改造でしたが、この年になるとノーマル仕様のほうが美しく見えてくるので不思議です。



足回り、マフラーをシャーシーに取り付けます。

タミヤの組立説明図ではリヤサスアーム基部のプレートが左右が別々の色に指定されていました(向かって左が銀で右が黒)。 念のためタミヤに問い合わせてみましたが、実車はこれで正しいそうです。





ホイール
キット付属のホイールは、同社1/24 Sパーツシリーズ No.100の「WedsSport SA-70 18インチ(再販未定)」が使われています。

実物のSA-70のカラーバリエーションはTSブロンズ、ブルーライトクロームの2種類あり、このキットのパッケージイラストでは後者のほうで描かれています(私もそのほうが青のFDには似合ってると思う)。
でもキットのパーツは単なるクロームメッキ仕様になっており、ここも色指定が全くされていません。またメーカー見本や他所様のサイトの作例でもそこまで気にされないのか気付いてないのか大抵そのまま使われています。

せっかくなので私はここも本物らしくなるよう一手間かけてみました。




まずはアウター側リムの青い帯塗装を再現します。

筆塗りではラインのエッジをキッチリ出すのはとても無理だからやはりマスキング塗装。ここのマスキングはもう大変な作業でして、4本分貼るのにルーペーを使っての1日半がかりでしたよ。




メッキの上から塗装は塗料の食いつきが悪くなりますので、まずサーフェイサーを吹いてからファンデーションブルー → シーサイドブルーの順で塗装しました。


マスキングは大変だけど塗装は一瞬だな。


なんかもうテープ剥がしたくない気分・・・・・・




でもそうは言ってられませんので、塗膜をマスキングテープに持っていかれないように慎重に剥がして、青帯部分のの塗装は完了。




次にクリアーブルーを薄く吹いてブルーライトクロームのホイールカラーを再現します。

先に青帯部分を塗装したのは、マスキングテープを剥がすときにクリアーブルーの塗膜をいっしょに持っていかれないための措置。(メッキへの直接塗装はそれくらい脆いです)




青帯部分に印刷されている「WedsSport」 と「SA-70」のロゴの再現です。

別売の1/24 SパーツシリーズのSA-70にはデカールが付いているのですが、痛車キットには残念ながらこれが付いていませんので、アオシマからパーツ請求で直接購入しました。

MDプリンターで自作という手もあったけどね。




で、これを貼り付けます。

センターキャップのロゴデカールまではありませんので、これは適当なコーションデカールを流用しました。

デカールとまわりとの質感統一と保護皮膜で覆うためにスーパークリアーでコートして、乾燥後センターキャップ根元とハブナットに薄めにスミ入れ。

これにてホイール完成。





シャーシー完成
というわけでシャーシー完成です。


※タイヤの溝が内側と外側が逆さまとのご指摘をいただきましたので、完成後に修正しました。(2008/08/14)


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