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タミヤ・1/24スポーツカーシリーズ 三菱GTO改造 |
1/24 三菱GTO 92, グラストップ仕様の制作 |
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第一回 グラストップの制作
グラストップとは取り外し可能な強化ガラス製ルーフの呼称でして、約5cmまでのチルトアップ機能を持っています。
さらに取り外すとサンルーフより広くてタルガトップに近い開放感を得ることができ、バネによりルーフスポイラーが起き上がって走行時の風の巻き込みを防ぎます。
グラストップのヒートプレス
いきなりヤマ場のグラストップへの改造です。だってまずここを作っておかないと塗装にも他パーツとの帳尻合わせにも進めないわけで。そんなわけでヒートプレスによりグラストップを作ります。
ルーフの裏に剥離しやすくするためラップを水張りし、エポキシパテを押し付けて雄型を作ります。
ルーフの表と裏ではプラの厚さにより微妙に形状が違いますからサンドペーパーで少し修正します。上げ底は適当な木材を使用しました。
タミヤのキットは実車に比べてルーフの丸みが若干強めにデフォルメされている感じがします。
透明エンビ板をガスレンジであぶってヒートプレスします。
型に押し付けるタイミングは熱したエンビ板がたるるんとなったくらいの柔らかさの時。まー実際にやってみないとちょっと文章では説明しずらいですね。
プレスされたエンビ板をグラストップの寸法に合わせて切り出します。
より透明度を増すために研ぎ出しも行いました。
ブラックアウトフレームの塗装はボディ側との兼ね合いがあるのでもっと後になります。
ボディ側の加工
ルーフのグラストップが収まる個所を切り取ります。
作業中にフロントウィンドウ側フレームのプラが案外薄くてポキポキと折れてしまったため0.5mmプラ板で作り直しました。強度確保のため裏には適当なエッチングパーツのランナーを接着しています。
開放口のパーツを作って取り付け。
開放口手前にあるスリットはルーフスポイラーが収まる個所。後ろに向かってなだらかな坂になっていますのでポリパテにより成形しました。
このパーツにルーフと同じ曲面のクセをやんわりと付け、ボディの内側から接着します。隙間には溶きパテを充填。
プラ板でチルトアップ機能用のリフトを作ります。
自作したリフトを裏側から取り付けます。
中央のビームがグラストップを押し上げチルトアップさせる構造になっています。
細かい調整は残ってるけれどこれにてグラストップ仕様への基本改造は終わり。ルーフスポイラーは塗装後に取り付け加工します。
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