プラモデルの展示、作り方解説、アイテム情報とか
 HOMEModel Gallery至高のゼロ(ファインモールド 1/72 零戦21型)>This page
ファインモールド 1/72 月刊モデルグラフィックス2007年11・12月号付録
至高のゼロ(1/72零戦21型) 制作記
 第6回 アクセサリー&ディスプレイベースの制作

整備兵フィギュア

色々探したけど日本海軍の1/72整備兵フィギュアって製品化されてないご様子。そこでハセガワの1/72 W.W.II パイロット フィギュアセット #X72-8(Amazon)から改造することにしました。

それぞれのフィギュアをバラバラに切り刻み(ギャー!)、そこから使えそうな部分を見繕ってポーズのない素のフィギュアを1体作ります。



エポキシパテで整備兵の作業服に改造。
顔も彫りが深くて日本人ぽくないので、削った盛ったで修正します。



こうして完成した原型をおゆまるで型取りし、ポリパテで複製します。

続々と量産される整備兵。ジオン脅威のメカニズム!(笑)



複製した整備兵は各関節ごとバラバラに解体し、おのおのポーズを付けた状態に改造します。


造形できたら「500番サフ吹き → ペーパーがけ」を2回ほど繰り返し、改造痕やアラを消しましす。

あとは塗装して完成。





アクセサリー
連斬模型・零式艦上戦闘機52型(DONEUNYO)のエンジン担架を参考にカウルの担架を作りました。カウルをそのままズトンと載せる仕組み。

実際のカウルは上下二分割式なので、コレはあくまで私の脳内設定です。



こっちは踏み台。エンジン整備用です。

モデグラ2007年12月号に掲載されていた零戦整備中の当時の写真に写っていたものを参考にしました。



当時の工具箱。

ネット検索して拾った画像を参考にしました。



工具一式。

当時の工具ってどんなのかわからないので、大工だった故祖父の古い大工道具を思い出しながら想像で製作。小さすぎて目が疲れます・・・



最後に主脚の輪止め。
塗装後に0.1mm真鍮線で紐を再現します。





ディスプレイベース

今回は100均店で売っているフォトフレームを利用することにしました。

真ん中のクッションは使わないので外します。



フレームに塗られてる塗料は塗装がメチャクチャ粗い上に色もイマイチ。さらに下地処理も超テキトー。
そこで180番くらいの粗目ペーパーでガシガシ削って塗面を落とし、次に500番→1000番で磨いて下地処理します。

同じく100均店で買ったウレタンニススプレーで塗装。
そして枠内をコルク板とボール紙で埋めれば土台はできあがり。ずいぶん安く上がりましたね。100均店マンセー!



機体のカラーリングは岩本機を選んだので、空母端鶴の飛行甲板を作ります。

まずプラ板にスクリーントーンをガイドにして木甲板の溝を彫ります。


木板を一枚ずつマスキングしてエアブラシ塗装で木目表現しました。

この辺は私が艦船模型作るときの定番コースです。



ウォッシングによるスミ入れを行い飛行甲板の塗装は完了。これを土台のフレームにボンドで接着してディスプレイベース完成!

なんだか見た目が1/100翼コレクションEXの岩本機(あみあみ)とまんまカブりましたが、断じてパクリでなく偶然です。(^^;
このベースの案は至高のゼロを作ろうと決めた時からすでに頭の中にあり、材料も昨年10月の段階ですでに買い込んでたんですよ〜





完成
空母艦載機の整備って普通は飛行甲板でなく格納庫内でやるんでしょうけど、見映えを狙った演出ということでご勘弁を。甲板係止用ワイヤーの再現は最後の最後まで迷いましたが、脱着可能カウルや差し替え式翼端部のギミックを入れたので、機体をベースに固定しないほうが都合良いと判断して省略しました。


素組みのつもりが軽い気持ちでエンジンに手を入れてからどんどんエスカレートし、気が付けば至高のゼロブームはとっくに過ぎ去って2月になってしまいました。私は楽しめたけどいつものクセで時間かけすぎましたね。賞味期限切れに反省。


Back Return
 ▲ このページの上へ
 HOMEModel Gallery至高のゼロ(ファインモールド 1/72 零戦21型)>This page

メール 画像・文章の転載・二次使用について 掲載広告と免責事項
Copyright(C) Omami All right reserved