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SWEET 1/144 GM FM-2 ワイルドキャット制作記
第二回 アクセサリー類の制作
ここではモトタグやネコフィギュア、ジオラマベースを制作します。



図面の制作
まず1/700モトタグの図面を描きます。これ元にパーツをプラ板から切り出していきます。




モトタグの組立
切り出したプラ板を組み立ててモトタグを造形します。エンジンとギヤボックスはジャンクパーツを流用し、ハンドル部分は洋白線、後輪ホイールの中心部はWTMの遊輪の中心を削ぎとって流用しました。ボンネットのプレスラインはマスキングテープで表現。




牽引バーの制作

モトタグと飛行機を連結する牽引バーは真鍮線で作りました。
左の二股が前方牽引用で、右が後方牽引用。

主車輪と尾輪のシャフトに穴を開け、そこに突起を引っ掛ける仕掛けです。




モトタグの完成
前後の牽引フックを取り付けます。特にリアのフックは牽引で負荷がかかりますので、中に真鍮線を通してガッチリと取り付けました。次に塗装を行い、適度にシャドウとハイライトをつけて面にメリハリを付ければ完成。
一円玉と比べてもこんなに小さい。ハンドルはちゃんと三本スポーク仕様です。




ネコフィギュアの制作
パイロットの黒猫ラッキー君は頭部を一度切り離して真鍮線を芯にして首が可動になるようにしました。後頭部がヘッドレストに干渉するので少々削り、ゴーグルは伸ばしランナーの輪切りです。
胴部は不要の腰から下を切り取ってパイロットスーツをエポキシパテなどで造形し、右腕は肘をついたポーズに変えています。
ネコクルーもモトタグに合わせてポーズを変更。尻尾も作り直しました。

なお、完成したらなぜかブタに見えてしまい、ヒゲを付けてみたらどうにかネコらしくなりました。(苦笑)




飛行甲板の制作
カサブランカ級護衛空母の飛行甲板の色はどうやらメジャー22と呼ばれるネイビーブルー系の迷彩色のようです。
そこでプラ板に溝をけがき、ネイビーブルとグレー系の色をベースに一枚ごとに塗り分けましたが、このサイズだと露骨に色違いにすると不自然に見えるので、後からグレーを薄く吹いて階調をかなりぼかしました。すると今度は写真ではほとんどわからなくなってしまったのが残念です。

甲板の継ぎ目金具の部分は付属のデカールを使いましたが、足りなかったのでSWEETのアフターサービスでもう一枚買い足しています。




完成
今にして思うと、「ネコの飛行甲板セット」の発売を待っていればもっと楽に無駄なく制作出来ましたね。半年ほど積んどく状態にしたのが裏目に出ちゃいました。

ネコフィギュアを乗せて気が付いたのですが、キット自体はふじたゆきひさ氏のボックスアートのようにデフォルメ化されていないので、納まりはかなり悪いです。なんせパイロットの顔がキャノピーからはみ出してますし、ネコクルーはモトタグのアクセル踏めてないし…
でもなかなか楽しげな雰囲気に仕上がったと思います。たまにはこういうコミカルな作品もいいですね。


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