|
アオシマ 1/24 ザ・ベストカーシリーズ No.15 ホンダ アコードワゴン 2.2 VTL
改造 |
1/24 ホンダ CE1 アコードワゴン 2.2 ViX (改)制作記 |
|
第2回: エアロパーツ、シャーシーの制作
リップスポイラー
プラ板を組み合わせて大まかな形を作ります。
ボディ側のフロントアンダーガートを削り取ってスポイラーを取り付け、パテを盛って表面のアールを造形しました。
複雑だけど面取りがわかりやすい形なので、思ったより作りやすかったです。
(とか言いいながら形が小さいと依頼者様から指摘があり、後で一回り大きく作り直しました。)
サイドスポイラー
両端のくびれ部分を再現するのに、こういう形のプラ板2枚切り出して貼り合せます。
重ねて出来た段差にパテで起伏を造形します。次に底部にある段差ラインを、エバーグリーンの0.56mmプラ角棒を貼って再現。
さらにプラ板やパテを追加して削った盛ったを繰り返し、微妙なラインを再現していきます。納得する形になるまでマジでえらい時間かかたっわ。
一体成形されている純正のサイドスポイラー(ぽいの)を削り取り、自作スポイラーを取り付けます。そして両端に留め具をプラ板で作ったりマッドガードと同化させたりと、色々加工します。
リヤスカート
リヤスカートはよく見ると地面に対して垂直でなく、ややテーパー(絞込み)が付いてますので、二枚のプラ板を貼り合わせてまた段差を作りました。
ボディ側のリヤアンダーガードに被せて接着。パテで起伏を造形して形を整えます。
絞込みの下部に段差ラインがあるので上からプラ板を貼り、パテを盛ったりして角を落とした滑らかな形に造形します。
マスキングして「エアロパーツのみ500番サフ吹き→乾燥後サンディング」を、細かなキズや改造跡が完全に消えるまで繰り返ます。
改造ボディはこれを行なわないと、単に小汚いだけの雑な模型に成り下がってしまうので、面倒でもキッチリやります。今回は4〜5回くらい繰り返したかな?
エアロパーツの処理が終わったら、次にボディのパネルライン等の凹モールドを深く掘りなおした後、「全体を1200番サフ吹き→乾燥後サンディング」を2〜3回ほど繰り返して滑らかな塗装下地を作りました。
ホイール
アコードワゴンの純正タイヤサイズは195/60R15なんですが、依頼者様は社外品ホイールに交換して225/45R17にインチアップしています。
オプションホイールを探したところ、フジミ1/24タイヤ&ホイールシリーズ No.35 BBS RG346が形状が酷似しており、タイヤサイズもズバリなのでこれを使うことにしました。
ただ問題なのは、ホイールの差込方式に互換性がない事。
アコードワゴンのキットはハブ側にポリキャプが仕込まれていて、ホイールのピンをここに差し込むタイプなんですが、フジミのホイールはこっち側にポリキャップを仕込むタイプなのです。つまり両方が軸受けなわけで。
ホイール側をいじった方が加工が少なくて済むので軸受けを削り取り、芯に真鍮線を通してプラ棒で軸を付けました。
デザインが似ているといっても多少の改造は必要なので、台所用漂白剤に漬け込んでホイールのメッキを落とします。
センター部分の造形が違うのでエポキシパテでお椀型に整形し、ボルト穴を開けて(4つはダミー穴)、その中に伸ばしランナーをブツ切りして作ったナットを仕込みました。
センターキャップは奥まった造形なのでポンチで打ち抜いたマスキングテープを貼り、上からサフ吹きしてモールドを付けます。
スポークはエッジが甘いので角出しを行い、凹凸感が強くなるようにくびれた部分を一回り深く削り込みました。
ホイール位置調整
仮組みしてみたところ、ふたまわりインチアップしたことによりタイヤがフェンダーからとび出しています。
それに車高がなんだかえらくローダウン気味で、あの頃のホンダ車にみられたタイヤハウスのスカスカ感が感じられないのに気付きました。(オーナー車は車高をいじっていないので)
フロント、リヤ共にロアアームを一旦切り離し、寸詰めして再接着しました。
車高アップするためにサスパーツの基部に1mmプラ板を貼って上げ底します。
|
|
|
リヤ側 |
|
フロント側 |
アッパーアーム側も調整してこんな感じになりました。まあ良ろしいかと。
マフラー
マフラーは、フジツボのパワーゲッターという社外品に交換されているので、これを再現します。
出口付近はプラ棒、プラパイプ、エポキシパテ等ですべて作り直しました。
下が元々のパーツです。
マニホールド付近はサブサイレンサーが2連になっているので、キットのサブサイレンサーをおゆまるで型取りしてポリパテで複製し、これを元に多少加工して作りました。
マフラーをシャーシーに仮組みして取り付け位置が正しくなるように調整しました。
|
|