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アオシマ 1/24 ザ・ベストカーシリーズ No.15 ホンダ アコードワゴン 2.2 VTL 改造
1/24 ホンダ CE1 アコードワゴン 2.2 ViX (改)制作記


第1回: ヘッドライトと&ユーロテールの製作



ヘッドライトの製作

CE1アコードワゴンのヘッドライトは、クリヤーカバーの奥に2灯のマルチリフレクターが段違いで並んでおり、それにカットレンズ型のポジションランプユニットが連結して一体を成す構造になっています。

しかしキットのヘッドライトはなんかもっさり。ポジションランプは省略されてるし。

あの複雑な造形をバッサリ切り捨てたのと彫りが浅いせいで精悍な目つきが眠くなってます。ヘッドライトは人間では目の部分ですから、ここはなんとかしたいところ。



そこで思い切ってヘッドライトユニット全部を自作することにしました。

プラ板とパテでヘッドライトユニットのフレームを作成。
って簡単に書いてますがコレがものすごく難しく、この形に辿り着くまで作り直すこと5回、20日以上もかかってしまいました。

しかもこの形がどうしてもわからずにネットでヘッドライトユニットの画像を拾い集めたり、挙句の果てにはジャンク屋まで行って本物の部品を見てきたりもしました。
作ってみるとわかりますが、パッと見以上にかなり複雑な形です。

実車のヘッドライトユニットはポジションランプがセパレートになっており、この自作パーツでも同様に別に作って後からくっ付けてます。




ポジションランプ用カット入りレンズを透明塩ビ板で作り接着。
やや奥側に角度を付けて取り付けます。

ライトのバルブを伸ばしランナーで作りました。





マルチリフレクター

まずはダイヤモンドカットの入っていない普通のリフレクター(反射鏡)をプラ板で作り、プラ板で枠を作ってそこに固定します。ロービームとハイビームでは形状が違うので2種類制作。




これをおゆまるで型取りして雌型を作ります。




雌型の表面に熱したドライバーでカットを入れていきます。
おゆまるは熱で柔らかくなる特性があるんですよ。




そしてエポキシパテで複製してマルチリフレクターの出来上がり。上がロービーム用で下がハイビーム用。

この工作法は私のオリジナルアイデアではなく、模型電動士さんレガシィの制作法パクリました参考にさせていただきました。
よくこんな方法思い付かれたもんです。




塗装&組立

アルクラッドII クロム 【Amazon】 で塗装。
現在ならメッキシルバーNEXT SM08 【Amazon】のほうが手に入りやすいです、

上の2つは上記のポジションランプ用リフレクター。真ん中の4つがヘッドランプ用で、下の2つは同様の方法で作ったターンシグナルランプ用です。




マルチリフレクターをフレームに取り付けてヘッドライトユニット完成!

自慢じゃありませんが、本物のヘッドライトユニットの構造をほぼそのまま再現しています。





ユーロテールの制作

まずプラ板を箱組みしてフレームを作りました。




上半分のボジションョンランプとターンシグナルランプの部分の内側に離型剤代わりにグリスを塗り、エポキシパテを埋めます。

下半分のテールライトの部分にはプラ板で土台を作りました。




硬化後パテを取り出してリフレクター部分を下書きします。上下が断ち切れてるデザインなので、造形しやすいようにパテを足しました。




リフレクター部分に穴を開け、中がお椀形になるようにエポキシパテを埋めます。




リフレクター内をに「サフ吹き→サンディング(ペーパーがけ)」を2回ほど繰り返して表面処理し、おゆまるで型取りします。




薄く削って刃を付けた金属パイプとアートナイフを熱し、リフレクターの雌型に放射線状のカットを入れます。

この辺の過程は前回行なったヘッドライトのマルチリフレクターの制作と同じ。




そしてこの雌型からエポキシパテで複製を作ってカット入りリフレクターの完成。
なんとなく雰囲気は出たんじゃないでしょうか。あとは上下の余白を切り取ってフレーム内に移植。

実はこの写真はボツ複製品でして、実際にはもう少しキレイに抜けた物を使っています。たった2つのリフレクターを作るのに、ボツになった雌型と複製品は40個を超えました。




外側の小さなランプ用フレームの制作です。
プラパイプを輪切りにし、角をヤスリで削り落とします。




こんな風に各ランプを組んで、まわりの部分はプラ板やらパテやらで造形しました。




「サフ吹き→サンディング」を2〜3回繰り返して表面処理し、次に細かいモールドを足します。

帯モールドはマスキングテープ、鋲は伸ばしランナーの輪切りで再現しました。フレームの外枠は段違いになってますので0.3mmプラ板を細切りして付け足してあります。

またこのままではカーゴルームと干渉して取り付けられませんから、裏側をギリギリまで削り込みます。カーゴルームのほうもこれに合わせて角を落とすなど加工します。




透明の伸ばしランナーからバルブを作り、着色して各ランプに取り付けます。

テールライトのレンズにウェーブ H・アイズ1[クリア](モデラーズビレッヂ)から適したサイズをクリアーレッドとクリアーオレンジを1:1に混色した色で塗装し、取り付けて完成!


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