プラモデルの展示、作り方解説、アイテム情報とか
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大和ミュージアム 呉市海事歴史科学館 〔2〕

2005年12月9日 広島県尾道市  写真:おまみ・N君・Inochan  文:おまみ



展示室A 呉の歴史と戦艦大和の生涯
今回の見学で1/10大和以上に一番印象に残ったのがここ。
大和ひろばの左にあるこの展示室には、明治以降軍港として発展してきた呉の歴史を紹介しており、艦船好きなら目を見張るような貴重な所蔵品が所狭しと陳列されていました。一応は呉で作られた船舶全般なのですが、全体の半分近くは戦艦大和関連の展示物だったように感じられます。

ここは大和ミュージアムの中でも特に込んでいてじっくり見られない場所とされていますが、私がここを見たときはすでに6時を回ってましたのでかなり人も少なく見やすい状況でした。ただしこっちのスタミナがもう切れてましたのできちんと見るだけの気力が失せていたのが残念です。機会があればぜひもう一度訪問してじっくり見たい。

細かい展示物が多く、さらに兵士の遺書等撮影禁止のものも結構ありましたので、その一部だけになりますがここに紹介します。


模型・装備品など
呉で造船された軍艦の模型や戦艦金剛のボイラーや大和の探照灯といった実際の装備品も数多く展示されていました。

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呉で建造された艦船の精密模型 戦艦金剛のボイラー 戦艦日向の軍艦旗と航海灯


戦艦大和の150センチ探照灯 46センチ主砲塔模型




戦艦大和建造に関する所蔵品
戦艦大和に関する本は数多く出回ってますが、そこには載っていない資料がここにはあまりにもたくさん展示されており、大和に関する資料が現在でもこれだけ残っていたのかとちょっと驚かされました。これらの写真はそのほんの一部。

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戦艦大和の設計図面 戦艦大和竣工記念サイン帳 戦艦大和竣工後、配布された風鎮




戦艦大和乗組員の遺書・遺品
ここには菊水作戦に参加した戦艦大和の乗員の写真や手紙、はがき、遺書が展示されていました。今更ながら驚くのはとにかくみんな若い!自分の半分程度しか生きていないような若者がごろごろいました。正直ここのブースが見ていて一番キツかった・・・。

遺書などに関してはプライベートなものということで撮影は禁止されていました。

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乗員達のパネル写真とi遺書 伊藤整一中将着用第一種軍装上衣 引き揚げられた大和の備品1


引き揚げられた大和の備品2 引き揚げられた大和の備品3 海底に沈む大和の模型
またテレビ朝日が行った1999年の海底探査で引き上げられた大和の遺品もここに展示されていました。当時テレビで見ていたときは然程でもありませんでしたが、こうして実物を見るとそのあまりの生々しさに「うわぁ・・」という声が思わず漏れてしまいました。





展示室B 大型資料展示室
ここでは和歌山ゼロパークから譲り受けた零戦62型や人間魚雷「回天」、九三式酸素魚雷など戦時中の兵器の実物が展示されていました。この部屋の展示物だけで博物館がもうひとつできそうなくらいです。


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展示室Bの全景 零戦六二型 中島82729号(1) 零戦六二型 中島82729号(2)


零戦六二型 中島82729号(3) 零戦六二型 中島82729号(4) 九五式二型魚雷


特攻兵器「回天」十型 試作型 大和の主砲弾各種 特殊潜航艇「海龍」後期型
この展示室のものは大型の展示物というくくりですが、実際は特攻兵器がほとんどでした。特攻隊員の遺書が展示されていたりや遺言の肉声テープが聞けたりと、結構重い内容となっていました。





その他の展示室
展示室Cはキッズルームになってましたのですっとばしまして、これら以外にも大和ミュージアムには展示室がいくつかありますのでかいつまんで紹介します。



展示室D 未来へ (宇宙戦艦ヤマトと松本零士の世界)
三階には同ミュージアム名誉館長である漫画家・松本零士氏の原画や宇宙戦艦ヤマトの模型の展示が行われています。なぜか入り口にいるアナライザーの声は違ってたぞ。
また、限りなくメー○ルと○郎に似た(声も多分おんなじ声優さん)松本氏のキャラデザインによるCGアニメも上映していました。

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松本メーターを模した展示室D 宇宙戦艦ヤマトのカットモデル 宇宙戦艦ヤマトの生原稿
私は松本アニメ世代ですからここの展示も楽しめましたが、ぶっちゃけ大和ミュージアムのテーマとあんまり関係ないというか浮いていた感は否めません。つうか大人の事情見えすぎ。




大和ホール 企画展示「呉で誕生したふね(艦・船)たち」
1/10戦艦大和のある本ホールとは別にある1階の大和ホールでは、企画展示「呉で誕生したふね(艦・船)たち −明治から平成までの進水式−」を期間限定で開催していました。(平成18年2月5日まで・別料金)

ここではパネル写真による明治から平成までの進水式の様変りをパネル写真で紹介したり、呉で建造された船の精密模型、起工記念槌や進水記念槌などが展示されており、艦船ファンには興味深い内容となっていました。

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大和の精密模型 進水記念斧と起工記念槌 進水式記念絵葉書・命名式拝観券


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