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ロケセットの解体
総入場者数が当初目標の25万人の4倍にもなる100万人を突破し、大盛況のうちに5月7日で一般公開を終了した大和のロケセットの解体作業は5月10日からはじまりました。
地元広島県ではニュースや新聞などマスコミ報道もされていたようで、一番主砲塔をぶっ壊し、甲板をベリベリひっぺがしてる画像が、平成18年5月12日付の中国新聞のサイトに載せられていました(該当記事は既に削除されています)。
この解体作業結構気になってたのですが、さすがにここ大阪から気軽に見に行くのはちょっと無理。そこでライブカメラを通して観察しようと試みたんですけど、残念にも一般公開中は数機設置されていたカメラが軒並み撤去されたりダウンしており全然見ることが出来ません。
そんなわけですっかりあきらめ気分で放置していたのですが、5月下旬に入って気まぐれで再度アクセスしてみると、なんとRCCライブカメラのみですが復旧してるじゃないですか。
そこで解体作業の後半のみですが急遽この日から観察を開始することにしました。
RCCライブカメラで見るロケセット解体作業

まだ映画撮影が行われていた頃の大和ロケセット。
これはライブカメラの画像じゃなく、当時現地で同じ位置から撮ったもの。比較画像として載せました。
撮影場所はココ【by MapFan Web】

5月25日
この日から観察を開始。
なんと艦首や各砲塔など艤装はすでに撤去されていました。この時点で解体開始から半月が経過しており、肝心なところが見れずに残念。

6月1日
2番主砲塔の位置に多少土台が残ってますが、前甲板の解体は終了。艦橋の解体が始まっており、天板がすでに外されています。

6月6日
艦橋が鉄筋のみになりました。その鉄筋を吊るためかクレーンが2機に増えてます。
両舷の甲板も剥がされてほとんど土台のみ。セットを囲っていた足場もすでにありません。

6月8日
艦橋が完全撤去。最後の作業と言える土台の解体が始まりました。

6月12日
土台の解体も完了。あとは積まれた鉄筋を運び出すのみの様子。

6月13日
キレイさっぱり何もなくなって更地になりました。
クレーンも撤収され、後始末でトラックと小型ショベルカーが停まってる程度。

6月15日
全作業完了したようで人っ子一人いません。
こうして大盛況だったロケセットはその姿を消し、元の静かな廃ドックへと戻ったのでした。
夏草や つわものどもが夢のあと
こうしてほぼ毎日ライブカメラで解体の様子を追っていたのですが、期間中100万人もの人が来場し、私自身も訪れて身震いするほど感動したあのロケセットが今はもうなくなってしまったとは寂しい限りです。
ただ主砲身や機銃などセットの一部は呉の大和ミュージアムに寄贈される予定だそうですから、またいつの日か同ミュージアムを訪れた際に再開できることでしょう。来年オープン予定の海上自衛隊呉史料館(仮称)といい、今後も呉からは目が離せません。
そんなわけで一般公開前の昨年5月から計4回に渡り更新し続けてきた大和ロケセットのレポートも今回にて終了。1年間いい夢見させてもらいました。

さらば大和ロケセット
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