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映画 「男たちの大和」 尾道ロケセット 〔1〕

2005年12月9日 広島県尾道市  写真:おまみ・N君・Inochan


※さらに大きい画像はココをクリック (1024 x 768)



尾道の大和ロケセットを見学したInochan氏のレポートを春以来このサイトに載せていましたが、私こと管理人おまみも今さらながら映画「男たちの大和/YAMATO」の公開まで一週間前に迫った12月9日にそれを見学してきましたので、ここに再度レポートします。

また今回は少しでもロケセットの迫力を伝えられればと、普段の画像サイズに加えてさらに大きな1024 x 768サイズの画像も数点用意しました。


ロケセットの位置
さて、これら3枚の画像は一般公開開始よりもっと以前の4月に友人のInochan氏が撮影したもの。ロケセットはこんな風に向島の日立造船工場跡地に建てられています。

クリックすると大きな画像が見れます。




同セットは2005年7月17日に一般公開を開始し、それからから78営業日目の10月18日に全公開期間の目標だった累計入場者数25万人を早くも突破しました。
さらに翌月の11月にはその月だけで訪問者数10万人を記録し、翌月12月には累計入場者数40万人を突破するなど、関係者も驚くほどの大盛況ぶりです。(2006年5月7日の期間終了までのトータル入場者数100万人)

そんなわけで今回は人ごみを避けるため、平日のオープン開始の9時を狙って訪問。そのおかげで会場である日立造船向島工場の駐車場に楽々と停める事が出来ました。友人とクルマでの旅でしたが、山陽自動車道の福山西ICを降りたあとはロケセットまでの標識が随時出てるので楽勝で辿りつけます。

ロケセットは会場ゲートから離れたところにあり、ここからは会場内を往復するシャトルバスに乗って現地へ向かう事になります。

バス車内では戦艦大和と映画「男たちの大和」の音声ガイダンスが流されており、左手の廃工場越しにチラッと大和の姿が見えると車内では軽いどよめきが起きてました。

実は昨夜からほとんど寝ていなかったためのクソ眠かったのですが、この辺から体内にアドレナリンが分泌し始めて眠気が一気にすっとびました。


さて、シャトルバスを降りると塀があり、階段でそこを上がるとロケセットがあるのですが、そのとなりのチケット売り場の傍らに「男たちの大和」仕様の自販機を見つけました。

この自動販売機の売上金の一部は大和公開推進委員会の支援金になります。 
-尾道市観光支援自動販売機-


とありました。これと同じ自販機が市内数箇所に接地されてるそうです。




艦首・錨甲板
会場へのタラップを上がると菊花紋章を付けた巨大な大和の艦首がいきなり現れます。
ここは記念撮影ポイントに指定されており、スタッフがカメラを受け取って艦首をバックに撮影してくれたり業者が撮影したりしてました。

このあとセットの向かって右隣に設けてある乗艦ゲート前でチケットを購入し、左舷の舷梯から大和に乗艦します。水兵コスプレのお姉さんがいるという話でしたが、スタッフパーカーを着たお姉さんだけでした。今はもう12月だし、ここは瀬戸内海からの風が吹きさらしでとっても寒いので仕方ないかもね。(残念) ただし純白の海軍士官服を着たお兄さんはいました。カッコよかったです。

クリックすると大きな画像が見れます。


甲板にあがるとその巨大さと迫力に圧倒されました。劇中には「山のようだ」という新兵のセリフが出てきますが全くそのとおり。思わず靴を脱いで土下座してしまいそうでした。(笑)

大和乗員の生存者・八杉康夫さんが、大和が沈む瞬間「ウソじゃろー!と思った」とテレビ特番で語っておられましたが、実際このセットの上に立ってみたら激しく同意。確かにこれが沈むとは、後の大和の運命を知ってる俺でさえ信じられん。

さて甲板上にはロープで仕切られて見学路が設けられており、一番最初は錨甲板付近を見学することになります。そこからは整然と並んだ各砲塔や、「大和坂」と呼ばれた二番主砲付近の勾配を見ることが出来ます。

艦首や錨甲板は、見世物にするならこの部分がなけりゃダメだろうと急遽追加製作された部分だそうです。だから映画撮影には使われておらず、そのためかアンカーチェーンやキャプスタンといった索具をはじめディテールはほとんど再現されてませんでした。
しかしこの部分があるからこそこのセットがよりフネらしく、なにより大和らしく見えるし、その巨体を体感するのに大きく貢献してるのは間違いありません。




一番主砲搭
見上げると巨大な砲搭が三基も並ぶ姿は爽快です。広報用写真の見た目より実際は遥かに大きいものした。
一番主砲搭はご覧のとおり砲身は再現されていず、また撮影には使われなかった右側面も直角に切り落としたようになっていて斜め面が省略されています。

クリックすると大きな画像が見れます。



二番主砲搭
二番主砲搭は完全再現されており、このロケセット最大の見どころ。
とにかく巨大で、ごらんのようにカメラのフレーム内に収まりきらないほどの大きさ。これ一基で駆逐艦一隻と同じくらいの重量があったというのは見た瞬間納得できました。




一番副砲搭
主砲がその巨大さで圧倒するなら、副砲は起伏に富んだディテールで圧倒します。ジャッキステーやラッタルはもちろんのこと追加装甲の断面構造までもきちんと再現されており、こんなところまで作っているのかという軍オタさえ唸らせる妥協なき徹底ぶりに驚きます。


間近で見て気付いたのですが、主砲・副砲とも砲身先端が補助の支柱で支えられていました。やはり映画セットだからそこまで頑丈に作られていないんでしょうね。




索具・艤装など
縮尺模型と違って実物大のセットですから、プラモデルなんかでは当然の如く省略されている細かな部分まで再現されていました。なるほどこの部分は実はこうなっていたんだなあと再発見することしきりです。

クリックすると大きな画像が見れます。



こうして撮影していて思うのですが、前記のとおりセットにはロープが張られていてあまり近付けないし、見学路も決められているのでどうしても他所のサイトと同じようなアングルでしか撮れないのが残念です。でもロープがないと、セットによじ登ったり壊したりするバカが必ず出てきますからこれも仕方ないですね。
さて次のページでは艦橋・機銃群といった映画劇中で反町隆や中村獅童、松山ケンイチとよく絡んでいたセットを紹介します。


「男たちの大和」関連グッズ
■DVD
男たちの大和 限定版 【amazon.co.jp】
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男たちの大和 通常版【amazon.co.jp】
収録内容:本篇143分、序曲 YAMATO、劇場予告篇、特報、TVスポット、用語解説


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