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アオシマ 1/24 痛車シリーズ No.01
FD3S RX-7 「涼宮ハルヒの憂鬱」制作記



第8回 インテリアの痛ドレスアップ
このキットの内装は、助手席と後部座席の背もたれに付属の涼宮ハルヒキャラのデカールを貼るように指示されています。たぶんタオル等をかけてる状態を表現してるのかと思いますが、形が合っていない上にとってつけたような感じなのでお世辞にもリアルとは言えません。

そこで内装の痛ドレスアップは自前でなんとかすることにしました。そしてどうせなら実際に存在するキャラグッズを作ってみようかと。私はこの模型をスケールモデルのつもりで作っていますからこういう表現も面白いかも。



クッション&ジャンボクッション

1/24統一とはいえ、ジャンボクッションのみはFDの狭い後部座席には大きすぎるのでひとまわり小さく変更。だって実物150cmもあるんだもん。どうやっても美しく納まりません。

エポキシパテでクッションとジャンボクッションのボディ原型を作りました。

モデルになったのは下記の商品です。




原型を「おゆまる」で型取りして、ポリパテで複製します。
ジャンボクッションは一つあればOKなのでそのまま使用しても良いのですが、原型をキープしておくとまた何かの機会に使えるかもしれませんので、複製しておきました。



さて、肝心のクッションカバーのプリント柄の制作です。
今回再現するのは この2点。

商品名は体裁良く「ジャンボクッション」だけど、どう見てもこれ抱き枕だよなあ。




それぞれのイラストをケイトレーディング社のミラクルデカール(Amazon)のクリアーデカールに印刷しました。グラデーションがある柄なので、細部まで色が乗りやすくなるという同社のベーススプレーも使用しています。
プリンターはキヤノンPIXUS MP600。

左下のちっこい模様は後ほど説明。




デカールをクッションボディに貼り、デカール保護と生地の質感を出すため、クリアー → つや消しクリアーの順で厚めに2コートしてできあがり。

裏表2種類を作りました。



続いてジャンボクッションです。
こっちは端の絞り込みが強く、さらにはシワを細かく造形したのでデカールがやや馴染みにくかったのですが、マークソフターとマークセッターを使ってフィットさせました。その後は同じく2コート。


ミラクルデカールは普通のデカールに比べるとやや厚手でビニールぽい粘りのある素材感ですね。貼った後に余分なニスをアートナイフで切り取ろうとすると、上手く切れずに下地を傷付けやすいのでご注意。

印刷は確かにキレイに乗ります。





キーホルダー

よーしパパキーホルダーも作っちゃうぞー!(カビの生えたテンプレ)

再現するのはコスパ製SOS団ラバーキーホルダー(あみあみ)で、上記のミラクルデカールの左下にちっちゃく印刷されていたヤツがそうです。

ハルヒ ラバーキーホルダー(あみあみ)という製品もあって、こっちのほうが可愛らしくて好みだったのですが、さすがに印刷が潰れてしまう・・・。



チェーンはフラグシップの超極細チェーン(銀)で、リング部分は0.3mm
洋白線。

SOS団のロゴマークはデカールを0.3mmプラ板に貼り付けて切り出し、クリアーコートしています。オーバースケールですが、これより小さくすると印刷が潰れました(今でも半分潰れとるがな)。なんせ直径が約2.5mmだ。





イグニッションキーをハンドルコラムのキーシリンダーに取付けるとこういう感じ。





ナビモニター&ニーパッド

第3回で作ったインダッシュタイプのナビモニターを塗装して取付けます。目立ちやすいようにシルバーカラーにしました。

キャラに長門分が足りないので画面に補充。
印刷した高品位専用紙の表面にクリアテープを貼ってコートし、両面テープで画面に貼り付けます。




センターコンソール右側面の左足用ニーパッドが省略されてますので、プラ板で再現しました。





ジグソーパズル
ハッチバックのトノカバーがそのままなのは痛車にしては殺風景な感じがしたので、適当なキャラグッズはないかと探したところ、ジグソーパズルがちょうど良いサイズだったので、完成品を額に入れてここに飾っているという設定にしました。

再現するのはエポック社の「無敵のコスプレ」 1000ピース(Joshin Web)という製品です。ゴスロリコスプレなのが痛々しくてGood!



ナビモニターの画像と同じように印刷した用紙をクリアテープでコートしてプラ板に貼り、エバーグリーン社のHOスケール0.56mmプラ角棒で額縁を組みました。

光沢紙ではなく高品位専用紙に印刷してからわざわざクリアテープでコートするのは、表面の透明アクリルカバーを再現するのだけでなくインクの色褪せを抑えるため。
クリアテープはセロファンテープより透明度が高くて黄ばみにくく、糊も長持ちするなど経年劣化に強いです。

大きすぎるかもと思って一回り小さい製品も作りましたが、こっちはボツになりました。





扇子

ダッシュボードにも何か置こうと思い、当初はアニメ雑誌かDVDでもと考えてたのですが1/24にすると案外小さくて目立ちません。そこで色々と物色した結果、造形的に面白そうだったのでコスパ製涼宮ハルヒの憂鬱 SOS団 扇子 GEE!(あみあみ)に決めました。


でも実車の場合はエアバッグが膨らんだときに危ないので何も置かないほうが良いよ。




まずは画像を高品位専用紙に1/24スケールで縮小印刷。




アートナイフで裏から筋を入れ、折りやすくしてから折り目を入れます。

細切りしたプラ板を貼り付けていきます。
さすがに骨の完全再現は不可能ですから、かなり間引いてます。



骨を塗装して完成。
まー1/24だとこの辺が限界かな?




そのままでは自立しませんから、扇子立を作って後ろに取り付けました。





痛ドレスアップ完了
各キャラグッズは取り外しできるようにペーパーボンドでくっつけてあります。
最初はもっと痛車独特のゴチャゴチャした感じにしようかと思ったけど、その場の勢いで内装を予定外に丁寧に作ってしまったので、グッズで大部分が覆われてしまうのがもったいなく思うようになり、小ザッパリしたものに変更しました。




とういうわけでこの内装とシヤーシー、ボディを合体させて、ハルヒFDは無事完成です。


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