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アオシマ 1/24 痛車シリーズ No.01 |
FD3S RX-7 「涼宮ハルヒの憂鬱」制作記 |
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第2回 ボディ&シャーシーの修正
ボディ全面にペーパーをかけてヒケを削り取ります。シャーシー側もホイール位置など細部を修正します。
フロント部分
バンパーとボディとの接合部分はヒケが目立ちますので、パテ埋めしてでチリを合わせ、パネルラインを彫りなおしました。
研ぎ出しを行いやすくするためにウォッシャーノズルやサイドマーカーランプなどの突起物はすべて削り取り、あとで作り直します。
テールライト
テールライトのパーツはボディとの隙間が目立ちます。
普通の乗用車ならテールライトは平面的な形なので許容の範囲なんですが、FD3Sの場合は立体的な形をしており、それ自体がボディラインの一部と化してますので、ここにガタがあるのは気分的にツラいです。
で、こちらもパテ修正。
テールライトもろともサンディングし、研ぎ出しをかけてピカピカにするはずでしたが、真ん中の細いガーニッシュの部分がかなり脆くて、力加減をかなり気を付けたに関わらずヒビが入ってしまいました。
マネしようと思う人は注意してください。
燃料タンク
燃料タンクは画像の向かって左側1/3ほどがスッパ切られています。しかし組立説明図には完全な形で描かれてますし、ここにハメるパーツも存在しません。(インスト画像)
アオシマに尋ねたところ、これは後に発売されたFC3S(2代目RX-7)がパーツを共有化したため、そのときに金型を改造したのが原因との事。FC3Sは左右張り出し型デュアルマフラーなので、燃料タンクのモールドをカットする必要があったのです(えらく力技だな)。
そしてその事が組立説明図に反映されてないのは、金型改造以前のFD3Sの組立説明図のイラストを修正せずにそのまま今回痛車の組立説明図に使ったからだそうです。
燃料タンクのモールドの一部をおゆまるで型取りしてエポキシパテで複製し、角のラインもエポキシパテで造形して完全再現しました。
リヤホイール位置修正
リヤホイールの位置なんですが、仮組みするとタイヤが少しフェンダーから飛び出してます。
ハブやサスアームをいじると大仕事になるので、ホイール側の軸受けの奥行きを削って帳尻を合わせました。 これにあわせて軸受けに差し込むポリキャップとシャフトを寸詰めします。
マスキングテープを巻いてるのは、作業中に角がこすれてメッキが剥げないようにするためです。
こんな風になりました。位置はフロントホイールの収まり具合に準拠しています。
オイルクーラー
このキットにはラジエターの両サイドに装備されているオイルクーラーが再現されていません。
FD4型までのモデルならそれでも別に構わないのですが、この5型からはバンパー形状が変更されてフレッシュエアー取り込み口が大型化されたので、再現されてないのがバッチリ目立ってしまいます。
そこでプラ板とファインモールドの旧ラジエターメッシュパーツで自作しました。
仮組みするとこういう感じ。
ここにオイルクーラーがないとタイヤハウスの裏側がモロに見えるし、中がエンジンレスでがらんどうなのが丸わかりなので、それを防げるだけでも再現した甲斐あります。
あと前回見落としてましたが、リップスポイラーはセンターに分割ラインがあるのでそれを追加再現しておきました。
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