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アオシマ 1/24 ザ・ベストカーシリーズ No.15 ホンダ アコードワゴン 2.2 VTL 改造
1/24 ホンダ CE1 アコードワゴン 2.2 ViX (改)制作記


第5回: ボディの塗装 & アクセサリー制作



ボディ塗装
まずは裏側をジャーマングレーで塗装してマスキング。
そして表側に成型色染み染み出し防止用にMr.カラーの8番シルバーを吹き、その上から下地色としてフィニッシャーズカラー・ファンデーションブルー 【Amazon】 を塗装します。そしてボディカラー色を塗装します。

パール系カラーは調合が難しいので、ホルツの実車用タッチアップペイントのブラックアメジストパールを使いました。

この塗料は塗膜が柔らかいのかマスキングするとテープ跡が残りやすいので、さらに上からガイアカラーのEXクリアーを薄めに吹いてコートします。
(本チャンのクリアコートとは別物)




窓枠をマスキング塗装した後にデカールを貼ります。

リヤウインドウ窓枠の「U.S.WAGON」のロゴプレートは、デカールが経年劣化でボロボロだったのと、オフセット印刷のためクロームメッキの質感が出てませんので、MDプリンターのフラッシュシルバー 【Amazon】 で印刷して自作しました。




ウレタンクリアーでコートします。

窓枠をわざわざ先に塗装したのは、そこに貼ったデカールを一緒にクリアコートしかたったからです。

乾燥後に表面を研ぎ出し。

そして再びマスキングして窓枠とリヤゲート下面の樹脂プレート部分を半光沢クリアーでコート。ここはボディと同じツヤじゃありませんから。
ただしCピラーの「U.S.WAGON」のロゴプレートのみは光沢クリアーでコート。ここのクリアコートは厚めに吹いてわざと塗膜の段差を強調してやります。

最後にルーフレールの溝をフラットブラックで塗装してボディ塗装終了。





ウインドウ塗装

ウインドウパーツは透明度を増すために研ぎ出しを行ってから塗装。
リヤのプライバシーガラス(スモークフィルム処理かも?)はスモークを吹いてますが、、実車と同じ濃さで塗ると光の当たる面積の小さい模型の場合なんにも見えなくなるので、ひとまわり薄い色にしています。

ルーフはベロアのような布張り素材なので、下地にサーフェイサーを砂吹きして布地感を表現。ピラーは樹脂なので半つや消し塗装しています。色はルーフがガルグレーで、ピラーがエアクラフトグレー。



後席ドアフレームの内側Cピラー寄り部分にはカーボンシートが貼られてあるのでこれを再現。仕上げに表面をクリアコートして研ぎ出し処理してあります。
実車 模型
模型は三角形処理にしてあり、実車の台形を横に倒した形と違いますが、シャーシーと合わせた時に、ここにキャビン側に設けたCピラーのインナーパーツが被さるので、それで実車と同じ形になるようにしています。





フロントウインドウ周辺のアクセサリー




カーナビ付属のフイルム型アンテナと検査標章をパソコンで作図し、MDプリンターでデカール印刷してフロントウインドウ内側に貼り付けます。

またスポットランプのユニットにもカーボンシートが貼られているのでそれも再現。

フロントウインドウまわりをマスキングしてクリアーコートし、研ぎ出しを行います。
するとこんな風にデカールのニス部分が消え、光沢感と質感も統一されます。



サンバイザーに装着されているレーダー探知機をプラ材で作りました。また以前作ったワイドミラーも塗装し、ウインドウに取り付けます。
スポットランプ中央のボタンみたいな部分の塗装をを忘れてたので、後で塗っておきました。





ワイパー

前後のワイパーにもカーボンシートが貼られています。エッチングに交換するつもりでしたが、試してみたところエッチングは繊細すぎてデカールが貼れません。なのでキットのプラパーツを使うことに。

ワイパーは最もバリやヒケが出やすいパーツなので、ここはしっかりとヤスリをかけて各面の面出しと角出しを行い、シャープさとメリハリを付けます。

また実車のワイパーブレードは浮き上がり防止スポイラー付きの社外品に交換されているので、洋白板でスポイラーを作って足しました。




カーボンデカールを貼ってクリアーコート。

上の実車画像ではスポイラーにはカーボンシートが貼られていませんが、別の画像を見ると助手席側には貼られているので、おそらく経年劣化で運転席側のみ剥がれたものと思われます。

画像にはありませんが、同様の処理をリヤワイパーにも行っています。

またキットのワイパー取付位置は下過ぎて、ワイパー基部が実車と比べて隠れすぎてしまうので、1.5mmほど上にずらして取り付けました。





リヤウインドウ付近のアクセサリー
キット付属のハイマウントストップランプはリヤウインドウとの合いが悪く、形もやや小さいのでプラ材で作り直しました。さらにサンループ後ろの空気清浄機をエッチングメッシュとプラ材で作りました。





ウインドウパーツの取付
前後ウインドウパーツをボディに取り付けます。
ルーフのインナー部分はプラ板を継ぎ足して再現しましたが、今にして思えばリヤウインドウパーツと一体化して継ぎ目を消せばよかったなあと思いました。

前後ウインドウ継ぎ目のBピラーにはインナーを貼り、これにキャビン側に設けたシートベルトアンカーの付いた支柱が被さる仕掛けになっています。





フロントフェイス関連

フロントグリルのメッシュは、ファインモールド メタルメッシュあみ目ひし形09 【Amazon】 を使いました。




キットのヘッドライトカバーには昔の車みたいにレンズカットが入ってますので、塩ビ板をヒートプレスして自作。そこに実車どおりラインをスジ彫りしました。




すべてのパーツが取り付けられたフロントフェイスです。





サイドドアバイザー

塩ビ板をヒートプレスしてオプションアクセサリーのサイドドアバイザーを自作しました。




スモーク塗装してこんな感じに。




接着剤跡が目立たないようエポキシ接着剤で店付けしました。

サイドドアバイザーってほとんどの車が付けてる定番装備なのに、なぜプラモメーカーはパーツ化しないのかと不思議に思います。





その他アクセサリー

ホンダエンブレムはキット付属のデカールではなく、タミヤ1/24ホンダS2000用のメタルインレットを使いました。

ナンバープレートは0.3mmプラ板で薄く自作。伏せてますが実車のナンバーを再現しています。




フロントとリヤのサイドマーカーランプをデカールでなくジャンクパーツを加工して社外品クリアータイプで再現。




研ぎ出しをしやすくするため削り取ったウォッシャーノズルを自作。
一番右のは省略されていたパワーアンテナです。

ボディに穴を開けてあるのでこれに差し込んで裏からエポキシ接着剤で接着すると、ボディが汚れずキレイに付きます。




シャーシーとボディを合わせてみたら、フロントバンパーから中ががらんどうなのが丸わかりだったので、ラジエターパーツを付けました。

フジミ1/24インテグラタイプRのパーツをおゆまる複製したものです。





ダッシュボード修正

これで完成と思いきや、オーナー車のグレードはViXなので助手席エアバッグがないのが発覚!(キットはVTL)

なので急遽パテ埋め。




そして再塗装してシャドウとハイライトも入れて自然な感じにし、改造痕が全くわからないように修正できました。

しかしなんで今迄気付かなかったんだろう?




完成
ウェーブのT・ケース (M) 【Amazon】 にボルト固定して完成。
ベースにはタミヤ1/35情景シート(路面ブロックA) 【Amazon】を貼り、ネームプレートはMD-5500のフラッシュゴールド 【Amazon】 で印刷したデカールにクリア+研ぎ出しをかけたものです。


途中諸事情で何度も制作を中断しながらもついに完成しました。
手前味噌ですが、技術的、品質的には私が作った自動車模型の中で最高傑作です。にしても作ってる期間あまりに長すぎました。

依頼者様、遅くなり大変申し訳ありませんでした。


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