■方位測定儀の自作方法
その1
ピンバイスの刃などの真円率の高い棒に0.2ミリ真鍮線をずれないようにしっかり巻きつけます。
今回の作例は1/700用なので1.2mmの刃を使いました。
その2
巻きつけられた真鍮線のアップ。
3回ほど巻きつけますと、これ1つで1セット分が生産出来ます。
その3
直線部分と円部分の終端を、ラジオペンチやニッパーを使って直角に曲げます。
次に曲げた部分と合わさる円部分を二重分まとめてカットします。
その4
カットするとこのようなリング型とカギ型パーツが1個ずつ出来ます。
各パーツの終端は左右が微妙にずれて合わさらないようになっていますので、ペンチの平らな部分で挟むなどして形状を修正します。そして輪を閉じてしまわずにほんのわずかだけ隙間を空けておきます。
その5(完成)
2つのパーツを直角に組み合わせます。
輪の開いている部分に、組み合わさる輪がはまるように瞬間接着剤で固定して出来上がり。
支柱の部分は使用する長さに合わせてカットして使います。
コツは最初つけるときはゼリー状瞬接で仮接着し、その後液状瞬接を流し込んで固めることです。
使用例
自作方向測定儀の使用例。
キットのパーツと比べればその精度は雲泥の差で、エッチングパーツと比べてもクオリティの劣るものではありません。
さらに耐久性も高くて頑丈です。
支柱から放射線状に伸びているテンションワイヤーを表現したい場合は0.2〜0.1mm真鍮線を使えば良いでしょう。
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