メッキの落とし方
改造をしたり合わせ目を消したりするために、あえてメッキパーツのメッキを落とさねばならないことは多々あります。でもシンナーでこすり落としたりサンドペーパーで削り落とすのは大変! そこで今回はメッキを簡単に落とす方法を紹介します。わりと有名だけど・・・
メッキ落としには台所用塩素系漂白剤を使います。 これを適当な容器に移して水で2倍程度に希釈し、パーツがひたひたに漬かるくらいの量にします。
希釈した漂白液にパーツを漬けます。 原液を使えばメッキが落ちるのも早いですが、そうすると比重の関係でパーツが浮き上がってしまい、全体が漬からなくなりますので片落ちの原因となります。 それに塩素のニオイもすごいしね。
数時間するとメッキが剥がれ落ち、粉状になって底に沈殿しします。
パーツを水でよく洗浄して完了。 ご覧のとおりキレイにメッキが落ちました。
■ カラーメッキの場合
金メッキなどのカラーメッキの場合、上記の方法ではメッキがうまく剥がれないことがあります。というのはカラーメッキは銀メッキの上にクリヤーカラー塗装が施されたものが多いからです。 この場合、ラッカー系模型塗料用シンナーに漬けてまずクリヤーカラーを落とし、一旦銀メッキ状態にしてから上記の方法を行います。
■ 下地剤が塗布されたメッキの場合
光沢感の強いメッキはその下に下地剤が塗布されてる場合があります。これは漂白剤では落とすことが出来ません。 有無の見分け方としては、メッキを落とした後にパーツの裏表で色味が違っていればそれが使われているということになります。 この場合、メッキを落とした後に今度は模型用シンナーに数時間漬けておけば下地剤を浮き上がらあせることが出来ます。あとはそれを拭き取ればよいです。
※シンナーも漂白剤も刺激臭を放ちますので、作業中は十分な換気を心がけましょう。
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