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キットレビュー |
フィギュアライズバストは、組み立てるだけで色分け済みの胸像フィギュアになるプラモデルのシリーズで、その最大の特徴はレイヤードインジェクションという新開発の多色成型技術です。これは顔のパーツの眉毛、瞳といった細かい部分をデカールや印刷ではなく寄木細工のように成型色で細かく色分けして表現するもので、中でも瞳はクリアパーツの使用によりドールアイ並みの深い奥行きのあるクオリティを放ち、その驚愕の技術力に「バンダイの変態技術」という賞賛の言葉がネットで挙がりました(笑)。
ただその一方で服の柄とかもっと面積大きくて簡単に成型色で色分け出来そうな箇所をシールで表現していたりと、恐らくはコストの問題でしょうが、多色成型の使い方として全体のバランスを欠いた感は否めないところもあります。
初音ミクは2017年6月に発売されたフィギュアライズバスト最新作で、それまでは顔とは別パーツだった瞳や歯などの部品が最初から顔に組み込まれていたりと精度がさらに向上していて、同シリーズ中最も優れた製品のひとつになっています。
レビューの詳細はブログに載せていますので、そちらのほうもぜひご覧ください。
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従姉の次女への誕生日プレゼントとして製作 |

私にはドイツ人と結婚してあちらに住んでいる従姉がいまして、その次女がもう成人して現在フィンランドに住んでいます。
彼女は日本人の母親を持つだけあって日本のポップカルチャーに精通しており初音ミクが好きなので、去年の夏に日本へ帰省していた時に誕生日プレゼント用として、そして体調を崩していた自分のリハビリがてらにこれを作りました。
完成品フィギュアとかも少々集めてる子なので目が肥えてるのですが、もう完成品買えなくなるほどよく出来てると褒めてもらいました。^^
顔隠してるけど初音ミクを手に満面の笑みの次女ちゃん。 |
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フィギュアライズバスト 初音ミク 製作記 |
本来パチ組みだけで十分な完成度を誇る製品なので、合わせ目処理が要る部分のみパテ埋め&塗装を行いました。それ以外は成型色をベースカラーとして上から影を吹き重ね、肌や衣類など各所の光沢度合いをクリアコートで調整し、プラの質感を消すだけでなく各部の素材感の再現と、あたかも全塗装したような品質に仕上げました。

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